三校のゲラ | 斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」

三校のゲラ

水曜日。

一歩、病室の外に出ると、むっとするような陽光です。もう夏ですね。

 

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お昼過ぎ、人文書院の松岡さんに、わざわざ病院内カフェまで来てもらい、

『神道・天皇・大嘗祭』の三校のゲラを手渡ししました。

それをいろいろと点検する作業。そしてちょっと雑談。

松岡さんも、これまで入院先までゲラを取りに来たのは、初めてとか(笑)。

ほんとにいろいろな意味で「記念」すべき本になりましたね。

次の再会は、刊行祝いの打ち上げで!!


人文書院の公式発表以降、X(旧Twitter)とかでも、早くも評判になっている様子です。
 

 



そういえば、Yahoo!ニュースとか見ていたら、「欽ちゃん劇場」とかに出ていた俳優の見栄晴さんが、なんと下咽頭がんで入院していた、という記事がありました。

彼も切除ではなく放射線治療を35回、抗がん剤を3回という治療方針であったとか。

これは僕と同じですね。

記事によると、治療の結果、がんは消滅したとのこと。

なんか同病の人の、こういう記事は、うれしいですね。

ちなみに僕は「上咽頭」ですが…。

やはり彼も副作用で食事ができなくなり、最後は院内のコンビニで買ってくるスイーツを食べていたとか。これも、いまの僕と同じ。

いまプリンとかアイスとかケーキみたいなものが「命の綱」です(笑)

たぶん僕の人生で初めて「食欲」というのがなくなった。

でもカップスープやスイーツだけは、なんとか食べられる。

看護師さんたちからも「好きなものを食べればいい」と。

食欲はないのに、逆に、ラーメン、かつ丼、カレー、ハンバーグみたいなものを

「美味しく」食べたいという要求も。なんてアンビバレンス(笑)