『情況』誌の最新号発売です。
【宣伝】
「変革のための総合誌!!」を謳う『情況』誌の最新号、本日、発売とのことです。
特集「パラレルワールド 異なる世界へ行くということ」
斎藤は、
◇一九七二年の平田篤胤 あるいはパラレルワールドの政治性
という論考を載せてもらいました。「1972年」と「平田篤胤」は、どう結びつくのか。
ぜひ本誌をご覧ください。
それにしても、この特集号は、Twitter・Xとかでも話題沸騰です。
谷口一平氏の「「マイナス内包」としての性自認の構成」という論考。某学会でポツになったのを、あえて『情況』誌が掲載したとかで話題になっているようです。
僕はまったく知りませんでした(汗)。どんな論文なのか、興味津々です。
ということで、こんな目次ですが、完全に僕のは浮いてます(笑)
でも、新編集長の塩野谷氏をはじめ、若手の編集部の方たちの「熱気」が伝わってきますね。
もくじ
【特集】パラレルワールド 異なる世界へ行くということ
・特集によせて 塩野谷恭輔
・主観化されたパラレルワールドを超えて 福嶋亮大
・サイエンスにおけるパラレルワールド 野村泰紀
・東浩紀インタビュー 訂正可能な空間をつくる フィクションを数学と共に思考する
・〈自然哲学〉に向けた試論 中村大介
・・村上春樹と「失われた三〇年」 〝並行世界もの〟の簇生と衰滅 加藤夢三
『転生王女と天才令嬢の魔法革命』から読み解く百合アニメと家父長制の共犯関係 王 琼海
・エレベーターで行く異界・異世界・異空間 廣田龍平
・一九七二年の平田篤胤 あるいはパラレルワールドの政治性 斎藤英喜
・「マイナス内包」としての性自認の構成 谷口一平
・メタバースと人間の営み 交流のかたちと欲求を越える 蘭茶みすみ
・メタ並行世界の政治哲学と現時空の衛星化
並行共栄圏と第二維新 アキノリ将軍未満
【連載】
[ユートピアの現象学4]第三章 神的暴力と剥き出しの生 笠井潔
川元祥一と文学者たち 第四章 河村義人
[国家権力は、いったい何を取り締まったのか? 15]戦時下市民が夢見た、もしもの日本、ドシドシ天皇 髙井ホアン
[知られざる学園闘争 第10回] 慶応義塾大学
[解説]ウクライナ戦争論争 横山茂彦
[情況喫茶]傍流からの展望 壱 秋吉すみれ×中牟田聖司
歌舞伎町マスジド 喧噪の中の〝純正〟 渡辺嘉鵲
【特集外】
市田良彦『フーコーの〈哲学〉』を徹底読解 前編
「いかがわしさ」のために 絓秀実と八〇年代批評の「転回」 王寺賢太
誌上インタビュー 重信房子『パレスチナ解放闘争史』刊行記念 前編
十・二九「テロ審議会」突撃ルポ! 足立正生、佐藤悟志、中川文人が「テロ」を激論 構成:髙井ホアン
「すべての大学に立て看板を」大学立て看同好会・座談会 構成:小林哲夫、進行:中原勲
【読後感】
重信房子『はたちの時代』(久住純)/中川文人『黒ヘル戦記』(塩野谷恭輔)/菅孝行『ことにおいて後悔せず』(市田良彦)/中森明夫『推す力』(中牟田聖司)
【追悼】 池田大作(島薗進、浅山太一、長井秀和)/アントニオ・ネグリ(廣瀬純、中村勝己)
価格(1,500円)
写真は、夕闇の平野神社。本文とはまったく関係ありません(笑)