山師の学頭と、篤胤研究の決意表明(笑 | 斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」

山師の学頭と、篤胤研究の決意表明(笑

『ムー』の最新号(2023・12)、総力特集

「平田篤胤が語る古神道の霊界通信」

即座に購入しました(笑)

 

  

 

ムー 2023年 12月号

 

 

高知の霊媒の方に篤胤霊が語りかけるメッセージを、不二龍彦氏が解読していく

、というまさに「ムー」の世界です。

しかし、これは侮れない。

 

 

 

 

 

近代において篤胤霊が降りてきた事例(九鬼盛隆、岸一太、浅野和三郎)の検証に始まり、そこでは浅野の事例は「本当」であることが明かされ、以下「秘教問答」が繰り広げられる。

 

興味深いのは宮地水位の『異境備忘録』のことが重視され、さらに篤胤が愛用していた「玉」のことなどから、篤胤が霊界との交信のために「易占」を行っていたことなどが述べられていく。

 

そしてこれまで取り上げられることの少ない、

篤胤の『大昊古易伝』のことに話は、展開していく…。

 

このへんのところは、山下さん主催で行っている「古史伝を楽しく読む会」でも、

篤胤研究の次の課題は、易占や暦にかかわる篤胤の著作をどう読むかにある、

という最先端のテーマともクロスしてくるのでした。

 

さらには篤胤の学問の最終的目的は、「霊的生活の無限の向進」にあるという、

宮地厳夫の見解などとも繋がっていく、などなど。

 

ということで、『ムー』の篤胤特集は、けっこう勉強になります。

って、そんなこと言ってしまうと「研究者」としては、白い目で見られるかも(笑)。

 

でも、まぁ、篤胤自身が、つねに周りから「山師の学頭」とか非難されていたわけですから、篤胤研究をする以上は、そのことは覚悟の上でやらねば、

篤胤の姿は見えてこない。

 

 

 

最後は篤胤研究の決意表明(笑)

さて、今月末には『現代思想』の総力特集の「平田篤胤」も出ます

なんでも噂では、500頁ぐらいのボリュームになるとか。さすが篤胤ですね。

 

  

 

写真は、『ムー』最新号と『大昊古易伝』が収録された篤胤全集14巻と

宮地水位の『異境備忘録』など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平田篤胤 狂信から共振へ