上七軒のお茶屋で新内語りディナーショー?! | 斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」

上七軒のお茶屋で新内語りディナーショー?!

夜紅葉のあとは、上七軒の某お茶屋さんへ。

妻の友人で、簪作り方の個展のお祝い会でした。
上七軒の仕出し屋さんのお弁当付きです。

さらに特別「ディナーショー」って感じで、新内語りの重森三果さんの生演奏も。

じつは僕はまえから新内ファンで、重森さんのCDも持っています。

上七軒のお茶屋さんのお座敷で、電灯を消して、
和蝋燭のあかりのなかで、それも目の前で重森さんの新内が聴けるなんて、夢みたいです。

 

重森三果さんによる新作新内、源氏物語の「夕顔」も披露してくださいました。

夕顔が「もののけ」に取り憑かれ、やがて六条御息所が、
その恨みを語るくだりは、ほんとに鳥肌がたつほど。
目のまえにもののけが現れたような迫力です。


演奏のあと、持参した重森さんのCD『四条の橋から』に、ちゃっかりとサインもしてもらい、いろいろとお話させてもらいました。

四条の橋から~みやこ遊びうた~
四条の橋から~みやこ遊びうた~

僕が佛大で古事記を研究していると言ったら、
重森さん、じつは古事記を題材とした新作新内も作りたいということで、
しばらくは古事記談義に。笑

古事記のサホビコ・サホビメの物語をお話したら、それは新内にふさわしい、と大喜び。

さらに新内といえば、なんといっても荷風なので、そんなお話で盛り上がってしまいました。

それにしても、上七軒で新内のディナーショーって、そう体験できないですよね。
そんな夢のようなご縁を作ってくれた妻に感謝!