なんちゃって神楽 | 斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」

なんちゃって神楽

今日は午後から教授会。夕方、会議が終わって外に出たら、すごい雨が降った様子。白い雲が比叡山から立ち上っているのが見えました。

夜、早めに夕ご飯を食べて、くたくたさんと近くの平野神社まで散歩。

今夜は、平野神社の「御鎮座記念祭」とかで、いろんな芸能の奉納があるというので、それを見に行きました。薄暗い参道に小さな明かりが灯っているところはなかなかいい感じ。多くの灯明が灯された拝殿前の舞楽殿みたいなところでは、まず詩吟が朗々と吟じられていました。続いて「御神楽」。琴や笙、笛、それに巫女さんの格好をした四人の若い女性たちが登場。

しかし、これがひどかった。御神楽なんていうから期待したら、なんかへんな日本舞踏みたいな振りで、琴に合わせた神楽歌も?? まさに「なんちゃって神楽」でした。

そのあとは、中高年の女性集団による「民謡」。三味線の合奏はよかったけど、さすがに途中で切り上げました。ようするに、芸能趣味の会みたいな人たちの、ふだんの練習成果のご披露みたいなもの。まぁ、それはそれでけっこうです。最初からそういうのだとわかっていれば聞き方も違ったんですが。平野の神さまはわかっていた?

帰ってきてから、入浴後、「耳直し」って感じで、このあいだ買ってきた新内『比翼の初旅、名残の姿見』のCDを聞きながら、僕はウイスキーを、くたくたさんは日本酒を飲んで、うっとり……。

こうして夜はふけていったのでした。