一ヶ月ほど前のことになりますが・・・
二日間に分けて、大和の四ヶ寺(安倍文殊院、岡寺、室生寺、長谷寺)を巡礼、特別拝観させていただきました。
ーー奈良大和四寺巡礼とは(以下、パンフレット抜粋)ーー
奈良大和中央部は、神武天皇が大和朝廷を建国以来のわが国歴史発祥の地。
初瀬朝倉(はせあさくら)・磐余(いわれ)・飛鳥(あすか)・藤原京(ふじわらきょう)へと移りゆく幾代もの都が点在した土地で、古来より国中(くんなか)とも呼ばれてきました。この由緒ある古都の地に創建された四カ寺は、いずれも千二百年以上の歴史を誇る、明日香に位置する岡寺、磐余に位置する安倍文殊院、初瀬朝倉に位置する長谷寺と室生寺です。
この奈良県中央部の国中には、悠久歴史が今に息づいています。
奈良大和四寺巡礼の御本尊及び中尊は、すべて国宝・重要文化財です。国内の皆様はもとより海外からのお客様にも数多くの国宝・重要文化財の名宝をご参拝頂き、更には年中境内を埋め尽くす花々がご訪問される方々の心を十分に満たされる事を念願して奈良大和四寺巡礼を開創しました。あなたに繋がる祈りの地へ、奈良大和四寺巡礼で願いを結んでください。以上
さて四ケ寺の内、まず最初に訪ねたのが日本三文殊第一霊場『安倍文殊院』
大化元年(645年)に創建された日本最古に属する寺院。
華厳宗東大寺の別格本山としてその格式も高く、御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」のことわざでも有名な文殊菩薩さま。
建仁三年(1203年)、大仏師・快慶の作で勿論国宝です。
👇では拝観しましょう
👇奈良時代の遣唐使・安倍仲麻呂も平安時代の陰陽師・安倍晴明もこの一族
👇金閣浮御堂は陰陽道に関する宝物をお祀りしています
👇金閣浮御堂は『七まいり』という厄除け・魔除け・方位災難除けを祈願する願掛けの修行場となっています。
七まいりでは、そうした七難に遭わないように、魔除け・方位災難除けの神仏が安置されている御堂の回廊を『おさめ札』を納めながら七回周ります。
七難を取り除き、堂内で福を得る参拝方法です、
👇本坊
👇本堂に付設された礼堂
👇訪れた3月下旬は丁度サクラ🌸が満開
👇境内にある西古墳『国指定特別史跡』
👇西古墳の内部
大化元年(645年)当時のまま保存されており、石材は良質な花崗岩を加工し、左右対称に石組がされています。
👇展望台から『花の広場』を望む
👇展望台から大和三山⛰️、奥に二上山⛰️
展望台は安倍晴明が天体観測した場所❗
👇稲荷社
最後にご住職から寺の由緒や御本尊を始め諸仏の説明を受け、勤行もいただきました。
⬇️御本尊『騎獅文殊菩薩像』(写真は同寺のHPからお借りしました)
美しさと迫力をも兼ね備え、それでいてどこか慈悲と慈愛をも感じられます・・・
さすがは快慶です❗
⬇️『渡海文殊群像』(写真は同寺のHPからお借りしました)
中心にある御本尊を含め五像全てが国宝です。凄いです❗
雲海を渡り、衆生の魔を払い、智恵を授ける為の説法に出掛けているお姿です。
奈良大和四寺巡礼、最初に訪れた安倍文殊院は見所満載の巡礼地。
南無大師遍昭金剛🎵
合掌🙏
おしまい
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