曽宮一念展 | 道祖神の招きにあひて

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八ヶ岳山麓の山小舎(ヒュッテ)をベースにした、百名山登山、スキー、自転車・鉄道・巡礼の旅、秘湯、自然観察、DIYなどの趣味のブログです。

静岡県立美術館および駿府博物館の2ヵ所で同時開催中の『曽宮一念展』を鑑賞してきました。

・・・静岡県立美術館『曽宮一念とその時代』・・・


・・・駿府博物館(曽宮一念展)・・・

明治26(1893)年に東京で生まれ、東京美術学校(現在の東京芸術大学美術学部)で、藤島武二の指導を受けました。
昭和20(1945)年に静岡県富士宮市に疎開、その後も平成6(1994)年に亡くなるまで半世紀に及ぶ後半生を静岡で過ごした洋画家です。

僕も古くからは存じ上げませんでしたが、お亡くなりになる少し前くらいからは静岡県で活躍されていた洋画家さんとして、秋野不矩さんと並んで注目させていただいておりました。

今般、県立美術館と駿府博物館で氏の絵画展をコラボするというので楽しみにしていたんです❗


『曽宮一念』氏は1971年、78歳の時に両眼を失明され、スパッと画家を廃業されています。

👇絵筆🖌️を置かれる少し前のお写真でしょうか。

駿府博物館では普段見ることのできない作品が多数展示されています❗

富士宮の自宅の窓から見えていたと言う『毛無山(毛無連峰)』

荒波や雲、夕映えなど自然現象を大胆な色使いと極太の描線で表現されますね。

氏は50年もの間、富士山麓の富士宮に居住していながら、富士山🗻を描かなかったそうです。

権威を嫌い世俗や時流に媚びず詩魂を描きこむ独自の画風!!

う~む、そういう頑固なところに引かれちゃうんだよね😅

おしまい

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