サイトに掲載する前に、考えをまとめる意味でいったんブログでメモってみます。
初速が高い(速い)ほうが高性能?
もちろん、何をもって高性能というかは人それぞれですが、「当たらん弾」を撃っても意味がないでしょう。
空き缶を貫通するとか、モノを壊したり生き物に怪我をさせる「威力」が欲しいなら、それは賢い人がやることではなく、当店のお客様ではありません。
最も当たらない弾、実は「0.2gを初速98で発射」なんてのが一番当たりません。
勝負
・距離20M ・0.2gBB弾
電動ハンドガン(初速65)V.S. VSR Gスペック(初速95)
銃を完全に固定して無風で命中精度を競うと、電動ハンドガンが勝つかもしれません。
VSRが命中精度で電ハンに負けるわけない!と思ったら、お試しあれ。
0.2gですよ?
※初速80のVSRoneなら多分oneが勝ちます
理由は空気抵抗によるもので、BB弾が完全な真球なら話は違ってきますが、厳密には違いますので意図しない方向に曲がってしまうんです。
BB弾はそこまで比重が重たくないので、速度が上がるほどに空気抵抗の影響が指数関数的に高まり、曲がりやすくなります。
適性な値は、当店のカスタムガンのページを眺めていればわかります。
今度、専用コンテンツも作りますね。
案外初速に関する勘違いやお問い合わせ多いので。
さて、初速が遅いと到達時間に影響し、HIT取れないのでは?
はい、一理あります。
特に減速も早い0.2g弾では、20M飛ぶのにもそこそこ時間かかります。
初速97でも20Mまでおよそ0.467秒(気温20度湿度70%の理論値)かかるので、発射が見えていれば余裕で避けられます。
これが15Mや10Mといった際どい距離での正面の撃ち合いになると、回避モーションに入っている敵にかするかどうかといった0.05秒の差が大きくなったりもします。だからトリガーのキレを詰めっつめにします。
むしろキレの性能のほうが大きく影響するかもですね。
それはそれでUABやインドア主体の戦い方による特別な事情なので、ちょっと例外的になってきます。
15Mや20Mなんて真正面から当たるとは思っちゃいないってほど超至近距離メインでの戦いです。
しかし、実際には0.2gの初速80と97で、10Mでも0.033秒の差しかありません。
一般的なサバゲーで0.033秒の差が優劣を分けるシーンは多くないと思います。
ならば、少し初速を落として「ちゃんとまっすぐ当たる弾」を発射したほうが強いかもしれません。
15M先に見える靴のつま先を0.2gで撃ち抜けるのは、初速95ではなく、初速78の弾です。
0.25gで見てみましょう。
初速約85のときと、80のときです。
当店のスタンダードなカスタムである「ガチ勢」は50Mでもヘッドショットを狙える精度がありますが、その初速は0.25~0.28gで78~80程度を推奨しています。
50Mまで至っても到達時間に0.09秒の差しかありません。
最終的にはお客様のお好みやご事情が最優先されますので、当店では意見を求められない限りはご指定の弾速に対して何か言うことはありません。
この情報は一つの参考として頂けましたら幸いです。