サバイバルJP 公式ブログ

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こんにちわ、サバイバルjpスタッフのDaisukeです。

 

先日、ブログで紹介させていただいたBushCraftInc.の新製品ナイフ

「モダンスカンジ・アロカス」を撮影がてら少々使用してみましたので、より詳細なディティールを含めてレビューしてみます。

 

 

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まず、ブレードについて。

アロカスのブレードは約2.2mm厚のステンレス鋼を採用しています。

一般的に廉価なステンレスナイフにはその種類までは明記されず「Stainless」としか表していないものが多いですが、珍しくもアロカスのブレード右側面に「5Cr15mov」と鋼材名が記されています。

 

5Cr15movというステンレスがどういう鋼材であるか、語りだすと長くなってしまいますので今回は割愛しますが、一言で表すなら量産性・加工性に優れた中国製ステンレス鋼です。

 

 

決してスペックの高い鋼材ではありませんが、廉価であることと、非常に研ぎやすい鋼であることから、ガシガシ使って研いでを繰り返しやすい鋼材だといえるのではないでしょうか。

 

その鋼材から形成されたアロカスの刃は、鎬線から平らに角度を付けたスカンジエッジで作られています。

 

その刃の角度は約17度。

一般的なアウトドアナイフが20~35度強のものが多いので、比較するとかなり鋭角です。

 

 

一応、糸刃はついているようですが、刃持ちという面では不安がぬぐえない角度。

フェザースティックのようにスライスするだけの作業であれば、この鋭角さは有効に働いてくれますが、反面、バトニングのような刃に直接衝撃を与えるような力を加えると刃潰れに繋がりかねませんが実際のところどうなのでしょうか。

 

 

実際にそれぞれ刃を当ててみることにします。

まずはフェザースティック。

そのベベル角度からか、よく乾燥した白樺の薪に対する切れ込みも良く、するするとフェザーが作れました。新品箱出し状態でも必要十分な切れ味は有しているようです。

 

次に、同質の白樺の薪に対してバトニングも試してみました。

※ほとんどのナイフがバトニングを想定して作られていないことを理解した上で行っております。

 

結論から申しますと、バトニングを数度繰り返して焚き付けを作ることができました。

打ち終わった後の刃を見ると、ほんの僅かなロール(刃潰れ)が見られるものの、それは同型のナイフにも起こりうる程度にとどまりました。

 

私が想定していた以上に実用できる刃を維持できておりましたのでバトニングも可能なナイフと判断いたします。

(ご注意:あくまで「可能」なのであって「向いている」わけではありません。アロカスも含めて市場の殆どのナイフはバトニングのような使い方を想定していませんので、著しい破損に繋がることもあります。)

 

 

また、アロカスの刃も鋭利なら峰もまた鋭利のようです。

全体的に非常にエッジが立っています。

 

 

クラフトワークの際に峰に指をあてて押し込む動作をしていると痛く感じる程です。

その分、ファイヤースチール(メタルマッチ)のフェロセリウムを強く擦ったり、ファットウッドなどのティンダーをこそぎ易いので、火を熾すのに一躍かってくれる仕様のようです。

 

 

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次いでハンドルについて。

 

独特なハニカムデザインの凹凸が目を惹くオリーブグリーンのラバーハンドルを持つアロカス。

この規則正しく並ぶ六角形がなかなかに優秀で、握った手が前後左右どの方向に捻れても、しっかりとラバーのグリップ感が作用してくれます。

 

 

形状としては市場に多数出回っているモーラ・コンパニオンと比べてやや太め。力を込めるシーンの多いブッシュクラフトにおいては、この太さは頼もしく感じます。

 

 

その分、重心がややハンドル寄りとなっていますが、このあたりは使い手の好みも大きく関わってきますので、一概に善し悪しを決めることはできません。

 

 

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最後にシースについて。

付属シースはポピュラーなプラスチック製シースです。

プラ製ですので、革シースと違って汚れても水洗いすることができます。

 

 

ナイフを納めると刃はシースのどこにも触れておらず、ヒルトとハンドルの一番太い部分で保持されているのがわかります。

 

背面の大き目のクリップはガンベルトサイズの幅(約6cm)にも対応します。ベルトに通す際にはわざわざベルトを外さなくても脱着可能。

 

 

また、このクリップは30度ごとにコツコツとクリック感と共に可変固定でき、使用者の好みに合わせて保持角を変えられる機構になっています。

 

 

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以上、BushCraftInc.の新ナイフ「モダンスカンジ・アロカス」をレビューしてみましたがご参考になりましたでしょうか。

 

ブッシュクラフトナイフとして必要十分な性能を持っており、価格帯も抑えめですので、これからブッシュクラフト・アウトドアを始めてみようと考えている方のファーストナイフとして程よい一本であると私は考えます。

 

最初の一本に是非この「モダンスカンジ・アロカス」を手にしてみてはいかがでしょうか

 

 

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