2023年の6月の景気DI(Diffusion Index景気動向指数)は前月比0.4ポイント減の45.0となり、5か月ぶりに悪化した。経済活動や社会生活の正常化に向けた動きが更に加速するなかで、景気は長引く人手不足やインフレ傾向などで、マイナス要因となり回復傾向が一時的にストップした。食品など生活必需品の値上げや電気代を含むエネルギー価格の高騰などが悪材料となった。また、インフレに賃上げのペースが追い付かず買い控えの動きも表れるなど、個人消費が低調だった。観光産業では、国や自治体の支援策が一部で販売終了となったほか、平年よりも早い梅雨入りなど天候の影響もみられた。他方、インバウンドや人出の増加、新型コロナ渦からのリベンジ消費、半導体不足の緩和などプラス材料だった。値上げなどで外食費を抑えていると強く感じるというように、飲食店は5ヶ月ぶりに下向いた。今後1年間の国内景気は、ポストコロナ時代に向けた経済、社会システムの構築に対する動きが加速するなかで推移するとみられる。悪材料として海外経済の減速やウクライナ情勢などは先行き不透明な状態が続く。更に生活必需品や電気代の値上げ、人手不足、為替レートの変動なども懸念される。他方、ボーナスを含む賃上げの広がりや消費マインドの改善、夏の観光などがプラス材料となろう。インフレ傾向は徐々に鈍化していくと期待される。                       記載 帝国タイムス。.

 

 

さて、土用の丑前の「いっぷく」であります。今朝の慌しい最中のなか、女性がコピーして来た新聞に、池揚げした国内産のうなぎが売れない、と記事が出ていました。流石にここに来ては、九州で池揚げされた鰻を土用の丑に間に合わせるには、時間的に厳しいでしょうが、且つてとは異なり、際(きわ)の活況が非常に薄れて来たことは事実であると思います。上記の記事にもありました、人で不足は我々業界でも著しく、まして鰻を割ける職人さんが随分と減りました。ここ最近は割いて欲しいと「フレッシュ」での要望が限りなく増え、対応にてんてこ舞いであります。ひと昔前は、現場は、寝る暇も無く活鰻出荷でしたが、徐々に減少して、更に土用の丑当日は、のんびりと自宅でうなぎの蒲焼を食べています。

 

 

さて、今年のこの暑さは何なのでしょうね!猛暑、超猛暑、極熱、ですね。昨年の7月は土用の丑直前まで梅雨明けが延び、辛うじて曇りで丑当日を迎えたのであります。しかし今年は異常な熱さで我々うなぎ屋には嬉しい天候ですが、火鉢を扱う職人さんは、たいへんな労力でありますね。暑さ寒さも彼岸まで、と言われますが、まだ7月の終わりですので、今年の夏はやはり厳しい環境ですね。この時期に体力温存とはいきませんが、夏バテに注意して、尚且つ熱中症に気を付けて、もうひと頑張り、頑張って下さい!我々もあと一息、丑前の頑張りです。