コロナ感染が既に抑えられない限界時点まで到達して来たようであります。このデルタ株は感染がアルファ株等の以前のウイルスよりも、感染力が強烈で重症患者になり易いようです。18日の静岡県下では、590人の新規感染者がありました。現在、全国の一日の新規感染者は2万3,916人、重症者は1,765人、自宅待機者が7万人程居るようであります。日本政府も慌ててコロナ対策を打ち出してはいますが、どうも後手に回っているように言われています。またこの先にパラリンピックが開催されますが、こんな環境で本当に大丈夫なのでしょうか。更に新たなラムダ株(南米ペルー由来)が日本でも確認され、ワクチンの中和抗体を弱める特性があると言われています。東京オリンピック前に、感染症専門の科学者が、統計的な感染数字を羅列していましたが、実際にそれ以上の急激な感染拡大かと思われ、恐怖に慄いてしまいます。また連日に報道される待機感染者の状況を画面に映し出されると、明日は我が身と思わざるを得ません。医療従事者も大変なご苦労をしていると思われますが、早く暗黒の闇から助け出して欲しいと願うばかりであります。

 

 

さて土用の丑も過ぎ、お盆も終わりました。コロナ蔓延で動きが取れない中にあって、更にこの降り続く大雨で、異常気象と云うよりは異常環境であります。自宅の窓から外を眺めながら、庭の草がいつの間にか伸びてしまっている事に気が付きますが、身体が草を刈ろうとか取ろうとか直ぐに動きません。漠然とテレビ画面を眺め、土砂崩れとコロナ感染のニュースを聞いています。本来であれば、ひと仕事終わった安堵感と開放感があるのでありますが、肩の疲れと気怠さがいつまでも抜けません。それでも天気の頃合いを見ては、登山靴を履いていつものコースを散歩であります。蒸し暑さと日の照りで、汗ダクダクになりますが、自宅に帰り着くと其れなりに爽快であります。歳を重ねるとはこんな事なのかもしれませんね。

 

 

  さあて、皆さんは土用丑、お盆は如何でしたか。活鰻の販売に関しては、西高東低であったように思います。昨今は西が高く、東が低い傾向は相変わらずでありますが、これも「ホンのひととき」であります。意外と旬を愉しむ習慣は西の方角(静岡県から見て)が根強いのかもしれません。特にオリンピックは無観客でありましたから、東京の飲食業者は残念ですが、大いに盛り上がりに欠けたのではないのでしょうか。