昨日は4時半に目を覚まし体も起きたのでタンブンの準備万端だった。だがお坊さんは近所には来たが家には来ず行ってしまったらしい。6時半を過ぎた時点でわかった。今日は爆睡を決め込んで8時起き。お坊さんは家にやって来たようだ。妻のタンブンの成功率は100%に近い。さすがタイ人である。
妻のお姉さんは妻とは2歳離れている。8人兄弟の下から二番目だが唯一大学を出ている。仕事は外科の先生をしており給料は基本15000バーツでその他手当が10000~15000バーツほど。6歳年下の旦那も病院で働いているが、電気関係その他雑用の仕事で給料は6000バーツ。タイの平均月収は10000バーツに満たないので結構裕福なのではないだろうか。子供は11歳と4歳の男の子と7ヶ月の女の子の三人。
電話をする用事があったのでお姉さんの仕事ぶりを観察してみた。午前中は病院の電話をタダで使える。
午前10時。なにやらメモを書きながらコンピューターに向かって電話をしている。なにか忙しそうだが電話口の声から時折笑い話が聞こえる。メモを覗くと2ケタや3ケタの数字の羅列がいっぱい書かれていた。日本で言うとロト6みたいなもので、タイではラッキーナンバーと言われている。
午前10時20分。お姉さんの助手がやって来た。手には小さな袋を持っている。仕事関係ではなさそうだ。中から出てきたのはオレンジジュース、ロールパン、スナック菓子。その後一時間ほどいたが、彼女がやっていた仕事は一瞬カバンから出した書類を見ただけで、テレビを見ながら軽食していただけだった。
一時間ほどいる間に仕事仲間が別々に3人入ってきてお姉さんと会話をしていた。どの人も大声で話し笑顔が絶えなかった。何を話していたのか聞いてみたらラッキーナンバーに関する話だけだった。
・・・。
お姉さんが先生をしている御陰で、この病院の施設は無料で利用できる。マッサージ、サウナ、歯科、スパもある。薬も無料でいただける。マッサージを主に利用させてもらっているが、バンコクのマッサージのように気持ちのいいものではなく、足の甲や膝周辺のナンコツをコリコリグリグリ、ふくらはぎや足首の腱を指圧で伸ばされたりするのでかなり痛い。足が疲れている時はなんとなく軽くなるような気がする。マッサージのおばちゃんはマッサージ中8割方おしゃべりしてる。
歯科に挑戦してみた。歯石をくまなく取ってもらった。日本と大体やり方は一緒だったが、施術中鉄の味が止まらない。かなり血が出たようだ。鏡を見たら歯が白くなったのが歴然とわかったので満足したが、我慢できないほど痛い瞬間が何度もありしばらくは遠慮したい。ただ、ここでも先生と助手が仕事中もひっきりなしに世間話していた。
田舎の病院は暇だとこんなものらしい。日本人の仕事観だと信じられないほどヌルイ。お昼は11時台から出掛けてる。13時から仕事スタート!ではなく、のんびりと14時までの間に職場に復帰すればいいみたい。買い物という理由で仕事に遅れても許されるし、タンブンするという理由で午前中仕事を休むこともできる。
日本人はいつも何かをしていないといけないという観念に囚われ過ぎているのではないだろうか。タイの田舎の休日を見るとほとんど何もせず座っているか寝ている人も多い。日本では老後のことを考えては仕事や貯蓄を計算してそのくせ不安になる。娯楽も世界一、生活に困る人も少ないのに不安を抱える人が多い。日本の自殺者はロシアに次いで二位だという。不安大国日本なのだろうか。


















