それは、コームを置く位置、場所です。
コームを置く場所を意識するだけでワンレングスの悩みは解消すると言っても過言ではありません。
ワンレングスの悩みとは、左右の長さが合わないことが大半なので、まずは、なぜ左右の長さが合わないのかを理解しましょう!
パネルを真下にとかしおろさずナナメになっていたら…
そもそもハサミがナナメに入っていたら…
頭が傾いていたら…
ガイドを見失ったり、ガイドに合わせて切ってなかったら…
当然左右の長さは同じにはなりません。
ということは、
パネルを真下にとかしおろし、そのパネルに対してハサミが直角に入り直角に出ていけば、パネルの両端の角度は直角になり、左右の長さが同じになります。
もう一度言います!
パネルを真下にとかしおろし、そのパネルに対して直角にハサミを入れる!
これだけです。
では、これだけのことなのになぜ左右の長さが合わないのか?
それは頭は丸く、背中は四角い(平面)からパネルをうまく真下に引き出せていないからです。
しかも肩や背中の存在がそれをややこしくしています!
だから、丸い頭を四角(平面)と仮定し、コームを入れる!これだけで左右の長さはかなり合いやすくなります。
一線目を取ります。
これは皆さんのお好きなお好きなスライスをお取りいただいて結構です。
僕はまずは指一回で挟める長さが底辺となる三角形でカットしていきます。
頭を四角(平面)と仮定するのでコーム背中は常に自分のオデコに対して平行となります。
コームを置いたら腕を真下におろしてそのパネルに対し直角にカットしていきます。
今カットしたこのパネルがすべてガイドとなります。
二線目は横スライスぎみで取っていきます。
センターは先ほどのガイドをカットしたときと同じくコームの背中が自分のオデコと平行となるように置き、腕を真下におろしてコーミングしてガイドに合わせてカットします。
ガイドに合わせてカットするのでもちろんパネルに対して直角にカットです。
次に指一回で持てなかった左側をカットしていきます。
このとき、頭皮にコームを置けと教えられたり、頭皮にコームを置かねばならないという固定観念から、頭皮にコームを置き、ガイドの合わせて切らねばと、パネルをひねってコーミングしてしまう方がいます。
ここで思い出してほしいのが、ガイドはどのようにコーミングをしたのか、です。
ガイドはコームの背中が自分のオデコに平行となるように置き、真下にとかしおろしたはずです。
なのに、左側をカットするときは頭皮の丸さに合わせてコームを置いてしまいます。
ガイドと同じコーミングをしなければ、これから切るパネルの下に綺麗なガイドが出るはずはありません。
これがワンレングスを真っ直ぐ切れない大きな原因です!
ではどうすれば良いか。
平面だと仮定しているので左側も右側も頭皮にコームを置けません。
だから、まずは根元を綺麗にとかします。
根元を綺麗にとかしたら、ガイドと同じコーミング、つまり、コームの背中が自分のオデコに平行となるようにコームを置いて腕を真下におろしてカットをします。
根元を綺麗にとかしたら、頭を平面と仮定してコームを置くわけです。
右側も同じく
根元を綺麗にとかしたらガイドと同じコーミングをします。
ここで疑問が出るかもしれません。
根元にコームが当たっていないじゃないか、頭皮はコーミングしなくていいのかと
頭皮にコームを置いてコーミングするとガイドと同じコーミングができません。
コームを頭皮に置いて、そしてそのままガイドと同じようにコーミングしようとすると、このようにパネルをひねりながらコーミングをすることになります。
このパネルのひねりが左右の長さを合わなくし、ガイドが綺麗に出なくなってしまうのです。
だから、耳後ろの髪を切るときは、まずは根元を綺麗にとかしてからガイドと同じコーミングをするというふうに、二段回でコーミングをします。
同じ要領でトップまできたら放射状にとかしおろしてカットをします。
放射状とは頭皮にコームを置いたら腕を真下におろしてカットをしていきます。
ここで初めて頭皮の丸さに合わせてカットします。
自分の身体を頭の丸さに合わせ、移動させてカットしていくわけです。
ここまでがバックのワンレングスです。
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