第3位 Modern Vampire Of The City/Vampire weekend
Modern Vampires of the City/Xl Recordings
¥1,624
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ついにここまで来たか、という総決算的な要素と、新展開を感じさせる要素が見事にはまった3rd。自分たちの中にあるロックやポップス、アメリカの土着性を過不足無い形で音楽へと昇華させる。
第2位 Arctic Monkeys/AM
- AM/Hostess Entertainment
- ¥2,398
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これでもかと言わんばかりに、自分たちのピークを更新していく姿は、実に痛快。重厚なストーナーロックでも、メランコリックなメロディーのナンバーでも、自分たちの思い通りのグルーヴを描くことができるくらいに、このバンドは成長したのだと思う。ゆえに、このアルバムさえ通過点に過ぎないのかもしれない。
第1位 The National/Trouble Will Find Me
Trouble Will Find Me/4ad / Ada
¥1,624
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こりゃあ掛け値無しにかっこいいです。ひたすらストイックなロックサウンドなのに、描かれる情景は見事なまでに豊穣。叩きつけるような激情も、押さえられんばかりの悲しみも、彼らの手にかかれば聴き手に今にも触れんばかりに迫ってくる。そういうダイレクトさを感じたのはこの作品が一番だった。
全体的には、豊作の年だったように思います。本当はまだまだ取り上げたいアルバムがありました。これだけ新譜を買うことが少なくなったのに、不思議です。
あれこれ振り返りたいところなのですが、大滝詠一のニュースがどうにもショックで。
個人的には「Long Vacation」よりも「ナイアガラ・トライアングル」なんです。「Long Vacation」の頃は音楽に目覚める前でした。「Each Time」がぎりぎり。だから青春期はあまりなじみのある人ではありません。
でも、彼が推す日本のミュージシャンはすべからく好きでしたね。佐野元春、山下達郎はもちろんのこと、杉真理も聴いていたな。そういうミュージシャンの精神的支柱であり目標でもあったと思うんです。残念ですね。