第3位 Mr.M/Lambchop
今年一番の出会いだったかもしれない、ラムチョップ。ジャケットのインパクトでなんとなく聴いたものが、こんなに素晴らしかったとは。カート・ワグナーの誠実な歌と、決して出過ぎることのない、曲の世界観を強固に支える演奏。これ聴くと、本当ウィスキーが進みました。
第2位 Coexist/The XX
蒼暗い洞窟で響く音楽、彼らにはそんなイメージが思い浮かんでしまう。そこにある張りつめた空気さえリアルに感じさせる表現力の豊かさが半端ではない。しかもこんなにミニマルな手法で。感性をじわじわと浸食されていった人も多いんじゃないだろうか。
第1位 Swing Lo Magellan/Dirty Projectors
唯一迷わなかったのは、この1位だけ。もうダントツに1位はこれでした。サウンドの先進性は前作で一旦区切りをつけ、ここでは自由なリズムとヴォーカリゼーションがしなやかで美しいグルーヴを描いている。そして、音のアイディアの豊富さ。アコースティック主体、あくまでシンプルな作りなのにどこまでも奥行きのあるサウンドスケープ。何度聞いても飽きることがありません。
今年のベストアルバム選びは非常に難航しました。
My Best Fiend,Perfume Genius,Lotus Plaza,Dinosaur Jrの4つは、最初は入れていたんですが泣く泣く落としました。10枚という括りはもう必要ないのかもしれないな。