人生で一番素敵な出会い方って、どういうシチュエーションだろう?
僕はライブ会場かCDショップで、っていうのが好きです。やっぱり。
その時点である程度の価値観の一致が見いだせるわけですから。
そして、その嗜好性はだいたい生き方にも反映されます。
札幌の知り合いが、数年前にCDショップで気になる子とたまたま一緒になって、「ご飯でも食べながら一緒に音楽の話でもしない?」って、楽しい夜を過ごしたという話をしていた。話を聞いたとき、その子とは、まだおつきあいしているというわけではないけど、良い雰囲気にはなっていたらしい。ちなみにその知り合いは僕の一つ下で、それなりの人生経験を積んできた男であり、今はその子と楽しく暮らしているはずだ(昨年までは間違いなく)。
くそうらやましい話である。そういうの、素敵じゃないか。
なんて言ってはみたものの、自分自身ライブ会場やCDショップで素敵な人との出会いの経験はあっても、そこから段々と盛り上がっていった経験はない。
というか、だいたいあたふたすることが多い。テンションが上がりすぎて、ぶっ飛んでしまうか、「やばい」と思いテンションを下げようとすると、今度はネガティブな思考におそわれる。なにかしら誘おうと思っても「この子はきっとこの後彼氏とデートにでも行くんだ」とか。
で、それはだいたい当たっていることが多い。
要は、自分が素敵だなって思う子はだいたい素敵なダーリンがいるのだ。
だから、俺はそんな風に発展したことがないのだ。気を使って声をかけなかっただけなのだ!
と、当時知り合いに強がりを言ってみた。
「その思い切りのなさ、イライラする。おまえ、だからダメなんじゃん」って返された。
なんで俺が「ダメ」な奴って知ってるの?やっぱりそうか。
今日、ふとその数年前に言われたことを思いだしました。
確かにそういう思い切りがないと、人生が変わらないような気がする。
あぁ、切ないなぁ。