夢の中で会えるでしょう | Surf’s-Up

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音楽の話を中心に。時にノスタルジックに


職場の先輩同僚からいきなり連絡があった。


自分のMTBの自転車のタイヤを走りやすいタイプに替えたいと思うがどうか?,ということだったので「替えた方が良いですよ」と話しておいた。


そして今日,朝職場に行くと「タイヤ替えたら調子いいわ」と報告があった。昨日のうちに自転車店に行き,即タイヤを替え,自転車通勤を始めたらしい。これから続けようかとも言った。


その話を聞いているうちに,めまいがしてきた。情けないことに。でも,負けないようにとそぶりを見せないように気をつけた。


なぜかというと,その相手こそが自分のトラウマの原因となっている人だからだ。


走ることも自転車に乗ることもそうであるが,そこではその世界に「没頭」するしかない。


自転車は,自分がトラウマから逃れるための「世界」の一つであり,「手段」の一つであった。

もちろん自転車に乗るという行為そのものは楽しいもので,主たる目的はトラウマの回避ではない。ただ,自転車に乗っている間は,「自由」になれるような気持ちになるのだ。


しかし彼が自転車を始めたことで,なんだか自分が「安住の世界」から少しずつ追いやられているように感じてしまうのである。考えすぎだろうか?気にしすぎだろうか?


トラウマとの戦いはまだまだ続きそう。でも負けん!


でも、そう思えるようになった、今の自分はなかなか良いと思う。


そんな自分も今日は自転車通勤だった。


なんとなく口ずさんでいた曲。



大学生の頃よく聴いていた高野寛。


高野寛のラブソングは切ないものが多い。


当時ずっと遠距離だった彼女と別れ、そのことが忘れられずにいた時期が長くありました。


だから余計に好きだったのかもしれない。



当時はこの曲もすごく心に染みましたが


今の方が100倍染みます。



愛の行方 探すことだけで 僕の胸の中 張り裂けそうになる


離ればなれでも 君を胸に抱いて 僕はいつだって 歌い続けてる



苦しいことは消えて 楽しいこと始まる


大事なのはこのときめきを きざみつけて生きてゆこう



今夜だけは眠りましょう 夢の中で会えるでしょう


そして目覚めたときから 夢のような毎日


長い雨が続く日も 強い嵐のくる日も


君と二人でいるなら 何も怖くないから



愛の言葉 選び抜いたなら 僕は君に向け 手紙を書くから


君の忘れ物 青い色のペンで 花のような君 想い出しながら



苦い涙乾いて 甘い想い出にじむ


僕らのつくる奇跡を 笑いながら ながめていよう



今夜だけは眠りましょう 夢の中で会えるでしょう


そして目覚めたときから 夢のような毎日


長い雨が続く日も 強い嵐のくる日も


君と二人でいるなら 何も怖くないから



       まさに、こんな感じです。