Muse 終了後、越後湯沢駅に着いたのは0:30頃。ちょうどホテルのシャトルバスも来ていて、乗車する前に「駅に預けておいた荷物を取ってきます」と言ったところ、ホテルの人が「駅はもう閉まっていますよ」
げっ、本当に閉まってる。じゃあ荷物なし・・・着替えられないじゃん。めちゃめちゃテンションが下がりました。結局朝5時頃起きてタクシーで駅まで向かい、荷物を取ってまたホテルへ帰りました。
で、二日目だけど、朝の一件もあってホテルを出たのが遅かったので、会場に着いたのが13時過ぎ。お目当てだったDIRTY PROJECTORSはもう終わりそうな感じでした。評判も高く、楽しみだったのに。ならば、とグリーンへ移動してJOHN BUTLER TRIOを。しかし、これがとんでもなかった。
フジ出演陣の中でも屈指のライブバンド。数年前、フジロック丸の中以来「彼らのライブはすごい」と何度も聞かされてきた。すでに始まっていて、Revolution、Close To You:、Funky Tonightのたった3曲しか聴けなかったけど、本当に素晴らしかった。
各人のテクニックがすごいのはもちろんなんだけど、観客の心を一つにしてしまう怒濤のグルーヴを描く力を持っている。だから、本当にみんなが笑って楽しそうに動いている。ラストの曲では、3人がスティックを持ってドラム・セッションに突入。これが迫力満点で鳥肌もの。そして、観客が見事なウェーヴを描いていく。自分も参加したけど、ウェーヴが広がっていく光景は本当に壮観。ジョンのアコギの早弾きも超絶。この空気感はディスクでは感じられない。絶対生で見るべき。
その後は、Kula Shakerまでダラダラしようかと思ったけど、雨が降っていなかったのでOrange Courtまでボードウォークを歩くことにした。しかしこれが大渋滞を起こしていた。道幅が狭いからかな。折り返してジプシー・アバロンで腹ごしらえ。ちょうどステージにはMATT&KIM。すごい盛り上がりだった。こんなジプシーは初めて。
レッド・マーキーの22-20'sを見る前に、オアシス付近にある河原で一休み。遠くからJAMIE CULLUMが聞こえてくる。
そして、22-20's。レッド・マーキーはかなりの人で埋まっている。こんなに人気があったのか。彼らの帰りを持っていたのか。つべこべ言うよりも聞いてくれと言わんばかりに、彼らは力強いブルースを演じていく。新作の曲はわりと軽く聞こえるが、フェスという状況の中では風通しを良くする役目を果たしていたような気がする。メリハリを付けながら、ひたする演奏に没頭する彼ら。
I'm The One
4th Floor
Such A Fool
Heart On A String
Bitter Pills
Talk To Me
Ocean
Latest Heartbreak
Shake, Shiver Moan
Fire Of Love
Devil In Me
自分はDevil In Me前に移動したのだが、聞いた中ではまず4th Floorがすごくライブ映えしていたと思う。開放感のあるメロディーが心をつかむ。そして、新作の中では重いブルースBitter Pills がかっこよかった。1stを思わせる蜷局を巻くようなブルージーさが感じられるところがいい。