今日は仕事を休んで、特急に乗り、札幌へ。
THEE MOVIEを観に。北海道では1館のみの上映なので。
ラストライブの映像を中心に、時々過去の映像を挟むといった構成。
ミッシェルというのは、つくづく「かっこいい」バンドだと思う。
「かっこいい」とはどういうことか。それは「考える余地を与えないほど凄まじい」事だと思う。
内容そのものは、流れが唐突に切られるところがあって不満もある。
でも、圧倒的な「かっこよさ」だけは、どんな形であっても彼等がそこにいて、ロックンロールを鳴らしている限り存在する。相変わらずめちゃめちゃかっこよかった。
アップになる彼等の表情。それぞれが万感の思いを込めながら音を叩きつけるのに対して、一人だけ最後まで表情を変えなかった男がいた。
アベフトシ
「世界の終わり」で弦が切れようとも、彼だけは正面をまんじりともせず見つめていた。いつものように熱いライブをする中で、彼だけが唯一「終わり」を漂わせていたように思う。
ミッシェルは終わった。でも、こうやって終わったことによって僕らの中では「続いていく」バンドになったんだと思う。目を閉じるだけで、立ち姿と音が浮かんでくるのがミッシェル。いつだって僕らはダニーにも、ケリーにも、ジェニーにも会える。そんなことを確認出来る映画だった。