朝から暗い。外は雪で、日曜の朝だというのにちっとも気分が高揚しません。
Mando Diao/Never Seen The Light Of Day
ジャケットだけだったら、「おぅ、ベルセバ」って感じがしませんか?スウェーデンが誇るロック・バンドMando Diaoの4作目。前作「Ode To Ochrasy」で1stの頃の荒々しさやガレージ感が戻ってきたので、4作目では更に・・・なんて思っていたら。
1曲目からストリングス全開、甘ーいイントロが。「おぉ、そうきたか」とこれはこれでまだ許容範囲だったんだけど、2曲目以降もストリングスを基調にした「ありゃ?」というくらい実に実に甘いアレンジ。ジャケットのごとくベルセバのような、ポップでフォーキーな曲もあったりして、ある意味度肝を抜かれました。
グスタフ曰く、「ガキの頃から作りたかったアルバム」だったそうで、まぁそういう視点から作るというのもわからないでもない。実際メロディーは紛れもなくマンドゥの真骨頂である「スタンダードとラジカルの融合」がびしびし決まっているし、非常に心地よいアルバムだなと思う。そう日曜の朝にぴったりなのだ。
ただ・・・複雑だ。Mandoにこういうサウンドを期待していた人はどれくらいいるんだろう?今更1stの衝撃を求めても仕方がないだろうが、彼らのシーンの潮流をモノともしない無骨なガレージ・ロックがまた聴きたいのが正直なところだ。
こんな感じです。でもこの曲はすごく好きです。
If I Don't Live Today, Then I Might Be Here Tomorrow
でも、昔はこんな感じ。
Sheepdog~1st「Bring Em' In」より