番外編。ちょっと前のレポートです。
渋谷で「…お、お願いです。 もう許してください…」
と言いたくなるほど、どえらい量の魚介類を食べさせる、魚がし『福ちゃん』。
営業16:00~。先週の夜、職場の仲間8人で行って来ました。8人から4,000円の
宴会コース料理が予約できます。とにかくその内容と量たるや、すごいです。
宴会は2階のお座敷席で。気取らない大広間のようなお座敷です。
つべこべ書かずに4,000円のコース料理早速行きます。
このコースでまず最初に出てくるのが
▼ドン!!
ダイナミックな比較的厚切りの鯛のお作り。鯛一匹、丸ごとです。
▼一切れが大きい。これが運ばれてきたときは皆、「うわ~、美味しそう!!」と
目がキラキラ。鯛さん大歓迎モード炸裂。
なるほど噂には聞いてましたが、すごい。鯛がこんなに厚い。
▼続いて運ばれてきたのが
ドンッ!!!惜しげもなく積み上げられたタラバの脚の山。
もちろん爪も甲羅も、丸ごとついてます。ウエルカム蟹さん、僕らのテーブルへ!!
脚太い。食べて見ると蟹肉の味も濃くてしっかりしてます。
▼こら~蟹好きにはたまらん
一同、「ここは給料日のたびに来よう!!」「ぜひ親も連れて来たい!!」などと
高揚した顔で口々に叫んだ後、無心に蟹をつついていたところへさらに運ばれて
きたのが
▼ドンッ!!!!
木箱のままのウニです。しかも×2箱。これですもん
▼これですもん▼…これですもん~~~っ、、!!!(大好物♪)
この時点で一同の歓迎モードは一気にピークに。
もぉこれだけで4,000円のモト取った!?と思われた矢先、さらに何事もなかった
ようにしら~~っと運ばれてきたのが
▼ドンッ!!!!!
ハマチです。しかもこれが×2皿。例によって一切れが分厚い。
…と言うか、分厚すぎます。一皿の量も多い。…何もこんなに盛らなくても…、、。
そして私たちは一方、この分厚いハマチを目にした瞬間、気づいたのです。
…もしかして我々は、今まであまりにも無邪気すぎたのではないだろうか。
テーブルに届く料理に、今まであまりにも単純に、素直に喜びすぎていた気がする。
…なにか嫌な予感がする。そしてそう感じるのは、はたして自分だけだろうか…。
誰もがおのれの無防備さに気づき、どこかビミョ~な空気に座が包まれたそのとき。
重い静寂を一瞬で破る「貝で~~す」 という無感情な声。
そしてその声に乗って現れたのが
▼ドンッ!!!!!
貝とシャコの盛り合わせ×2皿。
▼サザエの山が 「お待たせ。さぁ、腹いっぱい食ってくれ」 と訴えています。▼シャコと赤貝さんが、「私たちもいるのよ♪」と踊り出そうとしています。
…これは無理です。
この日は男5人に女3人という陣営でしたが、大の男5人をもってしても、この貝の
山、もっと言えばその前のハマチのお刺身、片づけることができませんでした。
片づけることができなかったと言うより、ほとんど箸すらつけられなかったと言う
方が近い。
鯛と蟹とウニと、あとハマチは8人一皿で十分。育ち盛りの小中学生といった
世代ならイケるのかも知れませんが、この貝の盛り合わせに至っては
30代を中心とするこの日の面子、もはや見て見ぬフリをするしか、
体調を崩さぬまま、生きて帰るすべはありませんでした。…と思っていたら
▼ドンッ!!!!!!
まだ続きます。巨大なサラダの山、×2皿。
さらに
▼ドンッ 引き!!!!!
丸々1本のアナゴが何本も…×2皿…
4,000円のコースはこんな内容で、見事にお皿の半分は、あえなくテイクアウトで
持ち帰ったのでありました。
#食べきれなかった場合、貝類を除くすべてのメニューは包んでくれます。
尚、ここでの食事は90分という時間制限があります。
アルコールも入れて値段は1人ジャスト5,000円。なんと言う豪快な魚介の夜…。
『福ちゃん』、場所はセルリアンタワー通り、ご存知『鳥竹』のすぐ隣です。
このあたりに3店舗あり、立ち食いできる店もありますので、気になる方はぜひ
どうぞ。
魚介類はもちろん新鮮で、まるでどこかの港町で、釣ってきたばかりの魚を
道端であたりまえに食べている、といった感覚も味わえます。
とにかく豪快なので、もっとありがたみを持って魚介類を食べたい人は別の店へ。
「エッ、これで1人たった5,000円なの!??」という声が、
お会計の際にザブトンの上を飛び交った夜でありました。
ごちそうさまでした!(撮影機種:Optio SV)
●魚がし『福ちゃん 』
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味 :★★★★
値段 :★★★★★
店の雰囲気:★★★
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★3つ…普通 ★4つ…良い ★5つ…とても良い
この夜、最初から最後まで、私たちはお店の人に「宴会」と呼ばれていた。
#[番外]『梅蘭』オフの模様、ちょっと休んでこの後行きます。