今日は完全に、毒気にやられたショック!

・・・訪問の帰り、やられ過ぎてしばらくチャリに乗れず、

トボトボとチャリを引きずって歩いた。 しんどかった。


色んな毒気があるのだろうケド、

ワタシは大概は、右から左に流すようにして逃れられる走る人


でも今日は、何だか久々に強敵で、パンチが効いていた。


訪問看護は、基本的には利用者さんご本人が相手。

だけど、ご家族も居られる事は多い訳で、

さらに、特に精神科のケースは、ご家族の抱える問題も大きい。

・・・だもんで、色々と沸々と胸の内に抱え込んだものを

看護師に吐き出しぶつけようと待ち構えているご家族も居られるわけだ。


親として子供に望む事。 祈る気持ち。

子供として親に望む事。自分の夢。希望。

精神科疾患を抱えて暮らす現状とのギャップ。

家族だからこそ生じる葛藤、根深い思い。


色んな思いがそれぞれのベクトルで突き刺さり作用しあって、

よい方に転がればしめたもの。

だけど、なかなかそうもいかないもんで。

・・・お互いの思いが四方八方に散らばって、どうにもならなくて、

それぞれが思い思いに毒気を吐く事もしばしば。


そんな重~い重い、毒気に、

ワタシは しばしばやられてしまう。

たまにパンチの効いた毒気だと、グッタリしてしまう。


でもまずは、黙ってひたすら、ひたすら聞く。 

教科書的に言えば、傾聴するってやつだ。


でも看護師だって人間なので

たまには 「それは違うだろ~」とか、

ちょっと一言言わせて頂きたいっDASH!てな時もある。

・・・このクソババァ~っっむかって思う事も、たまにはある。


毒気でも何でも。

ワタクシが傾聴いたしましょう。力の限り。

でもたまに、生意気と思われても、意見はします。

客観的な視点からの意見も必要なハズなので。



・・・・・もしも、チャリで爆走しながら

クソババァァ~むかっって呟いているヒトを見かけたら、

アラアラ、毒気にやられ過ぎたんだろうかねぇ、ということで、

ちょっと見逃してやってくださいませ叫び



ワタシが勝手に、『メドゥーサ教授』というニックネームで呼んでた利用者さんが

調子を崩して入院された。


入院の前に訪問したときには、既に入院を悟ってか、

「収容所、収容所・・・」と念仏のように唱えていた。

自慢のメドゥーサの頭も小さな背中も、いつもより貧相に切なく見えた。


メドゥーサ教授は、ワタシの勝手なニックネームの通り、頭がヘビのようだ。

かれこれ1年以上は風呂に入っていないらしく(ご本人はいつが最後か記憶が無いと叫び

頭髪がちょっとしたドレッドのようになっており、さらにヘビの頭とかげのような毛玉が付いている。

初めは「・・・イモムシ?」とも思ったが、よくよく見るとヘビの頭が付いていて、

何匹ものヘビさんたちが居る“メドゥーサ”みたいなのに気づいた。


さらに、ワタシより小さくて華奢なのに、ちょっと威張っていて、

ちょいちょい得意の英単語を交えて会話をされるので、何となく“教授”っぽい。

・・・・そんなワケで、『メドゥーサ教授』となったクラッカー


教授は、すぐヘソを曲げてしまう。気難しい。

なぜなら、ほぼいつも、『幻聴でイジワルをされている』 らしいのだ。

だから、人一倍イライラもするし、不安や恐怖も常に感じてしまう。

・・・教授は、ワタシ達よりもちょっと“生きづらい”ようだ。


でも、見た目と違って意外と人なつこかったり、

愛らしい笑顔だったり、

6月までダウンを着込んでいたり、

コッペパンのマーガリン&小倉が好きだったり、

・・・何だか憎めないヒトだ。


しばらく入院治療が必要となってしまった、メドゥーサ教授。

自宅であれば、教授が断固拒否してたら入浴も強制はできない。

けど、精神科の急性期病棟に入院となれば、半ば強制的に入浴もさせられるだろう。

教授、怒鳴り散らして暴れてるんだろか・・・など、ちょっと気がかりだ。


・・・頭のヘビさんたちが居なくなってしまうと、ちょっと寂しい気がしてならない。

もし居なくなってたら、新しいニックネームを考えねば・・・・・得意げ