なみざるさん、待ってたのよ~


週に1回の訪問から2週に1回のペースになったKさん。

5年以上も精神科に入院していたが、

今年退院し、かれこれ半年以上も地域で暮らせている。


“騒音の被害に遭っていた!!”という根強い妄想がある。

最寄の交番のお巡りさんに挨拶を忘れず、

“騒音を取り締まって貰っている”とのことで・・・・

・・・妄想は強固だが、とにかく現在はお巡りさんのおかげで

平穏無事な日々を送っておられる。

チェーン展開している大手スーパーの特売情報を

訪問のたびに教えてくださる、気さくなヒトだ。


そんなKさん宅への、先日の訪問。


・エアコンの掃除の仕方

・便座カバーの取り付け方

・採血の結果の肝臓の数値について

・・・この3つを教えてくれ、との事で、ワタシを待ちわびていた。


「なんだよ、便利屋じゃん」

そう思いつつ、3つの課題について教えた。

エアコンのお掃除右矢印・・・・・やって見せながら、ワタシもやらなきゃえっと反省。。。

便座カバーの取り付け方右矢印「O型便座」のカバーは、ちょっとしたコツが要る。苦戦しつつも

                  Kさんの拍手をいただいて、ちょっと嬉しくなる得意げ

採血データについて右矢印今飲んでいる薬の作用に絡め、肝機能の値を説明。ちょっとナースっぽかったかな。

               Kさん、老眼にかけ直してメモる、メモる・・・・・合格受験生顔負け。


・・Kさんはそうやって色々尋ねて、教わって、いっぱい吸収して

どんどん、どんどん、進化していく。

5年以上も地域での生活から遠ざかっていたのなんて

もろともせず。

どこまで進化を続けるんだKさん目


そういうのを目の当たりにすると、「なんだよ便利屋じゃん」なんて

チンケな思いを抱いたのが馬鹿らしくもなる。

ちゃんと、Kさんの「生活支援」「生活援助」になってんのにふと気が付く。


ワタシ何やってんだろ・・・しょぼんって、

最近ますます分かんなくなって凹むばかりの訪問看護。


でも。

あぁ、こういうのが精神科の訪問看護らしさなんかなぁと

ちょっと分かってきた気もする、今日この頃。


・・・・・相変わらず、毎日がアドリブで模索ばっかです。



我が訪問看護ステーションのオフィスの
建物にやって来ていた、彼ら。

初めは青々とした青虫だった。
P1000272.JPG
サナギマン2号。

サナギマンは茶色と緑のふたりで
細くてキラキラ輝く細い糸で
家の外壁にぶら下がっていた。

青虫時代は、正直ちょっとニガテだった。
サナギマンになったら、何だか急に
夢中になって観察するようになった。

よくよく見ると、耳みたいなのがついてて
ちょっと可愛い。
どうしてそんなにキラキラ弱そうな糸で
ぶら下がってんのか不明で、
ふたりともそれぞれ個性があって、
とにかく、いとおしく感じられた。

どんな素敵なちょうちょになるんだろうと思うと
ドキドキ期待せずには居られなかった。

ウチの社長も、サナギマン達を気にかけて
「今日のサナギマン」について毎日報告しあった。

そうこうしてるうちに
茶色のサナギマン1号が
旅立った。

抜け殻がキレイに残っていたのは
ちょうど日曜のみんなお休みの日だった。

可愛がっていた社長は相当悲しげだった。
お別れくらい言ってくれたらねぇ・・・

・・・緑のサナギマン2号は是非みんなで
ちょうちょになるのを見守りたいと願った。

でも、ワタシがオキナワから戻り、
オフィスに出勤した日には
サナギマン2号が
抜け殻すらなく、姿かたちを消していた。

・・・??
社長もワタシも、皆ショックだった。

とんびにでも食われてしまったのか・・・?
にゃんこに連れ去られたのか・・・?
サナギマン2号はちょうちょになれんかったのだろうか。

遊びに来た元ボスに「ウチのサナギマン知らん?」
と聞いたが、知らなかった。

急なお別れほど、寂しいモンは無いしょぼん

・・・・ウチのサナギマン、知りませんか。