我が訪問看護ステーションのオフィスの
建物にやって来ていた、彼ら。

初めは青々とした青虫だった。
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サナギマン2号。

サナギマンは茶色と緑のふたりで
細くてキラキラ輝く細い糸で
家の外壁にぶら下がっていた。

青虫時代は、正直ちょっとニガテだった。
サナギマンになったら、何だか急に
夢中になって観察するようになった。

よくよく見ると、耳みたいなのがついてて
ちょっと可愛い。
どうしてそんなにキラキラ弱そうな糸で
ぶら下がってんのか不明で、
ふたりともそれぞれ個性があって、
とにかく、いとおしく感じられた。

どんな素敵なちょうちょになるんだろうと思うと
ドキドキ期待せずには居られなかった。

ウチの社長も、サナギマン達を気にかけて
「今日のサナギマン」について毎日報告しあった。

そうこうしてるうちに
茶色のサナギマン1号が
旅立った。

抜け殻がキレイに残っていたのは
ちょうど日曜のみんなお休みの日だった。

可愛がっていた社長は相当悲しげだった。
お別れくらい言ってくれたらねぇ・・・

・・・緑のサナギマン2号は是非みんなで
ちょうちょになるのを見守りたいと願った。

でも、ワタシがオキナワから戻り、
オフィスに出勤した日には
サナギマン2号が
抜け殻すらなく、姿かたちを消していた。

・・・??
社長もワタシも、皆ショックだった。

とんびにでも食われてしまったのか・・・?
にゃんこに連れ去られたのか・・・?
サナギマン2号はちょうちょになれんかったのだろうか。

遊びに来た元ボスに「ウチのサナギマン知らん?」
と聞いたが、知らなかった。

急なお別れほど、寂しいモンは無いしょぼん

・・・・ウチのサナギマン、知りませんか。