宿題をやらない子供を動かす声がけのコツ | 心理カウンセラーの魔法の子育て

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みなさん、こんにちは。

 

今日は「子供が宿題をやらない…。」「勉強をしない…。」とお悩みのお母さんへ。

 

お子さんへの声がけのお話。

 

というのも、カウンセリングでお話していると、お子さんの勉強のことでお悩みのお母さんが多いようですね。

 

これまでにも幾つか、子供の勉強への働きかけについて記事を書いてきました。

 

 

『勉強しない子供の集中力を上げる4つのポイント』

http://ameblo.jp/surface2119/entry-12116470899.html

 

『宿題しない子供たちのために』

http://ameblo.jp/surface2119/entry-11798944361.html

 

 

でもこのテーマについては、1つのノウハウをマスターしたから完成!とか、

 

この声がけでいつも上手くいく!というようなものでは(残念ながら)なくてですね。

 

 

毎回手を変え品を変え、言葉巧みに子どもたちを刺激していく他ないものです。

 

親業とは忍耐のいるものですね。

 

 

1つの働きかけが上手く行ったからといって、翌日も同じ言葉を伝えてみたら上手く行かない…。

 

そんなものです。

 

うちの子は言うことをきかなくて…ということではなく、子供とはそもそもそういうものだと思っておきましょう。

 

 

何度も何度も、手を変え品を変え、角度を変え、言葉がけをする。

 

 

そうやっていると何かの瞬間にもすごくヒットして、「あの子が生まれ変わった!」なんて可能性も無きにしもあらず。

 

 

そんな日を若干夢見つつ、今日も明日もあれこれ言ってみましょう。

 

 

「宿題しなさい!」→「うるさいな~!!」

 

というワンパターンを今日も少しだけ超えてみましょう。

 

 

 

ちなみに

 

「宿題しなさい!」→「分かってる!」

 

「宿題したん?」→「今するとこ!」

 

のような会話は、親の意図とは裏腹に、子供達の宿題への意欲を削ぐための言葉がけです。

 

 

コミュニケーションというものは、発話する側の意図に関わらず、聞き手の反応によって評価されるべきものです。

 

 

いくら親である私達が「宿題をして欲しい」と思って「宿題しなさい!」と言ったとしても、

 

 

それによって子供の意欲が増えたのか減ったのかを冷静に観察してみて、

 

もし意欲が減っているとしたらそれは、「勉強するな!」というメッセージだったということです。

 

つまり、

 

 

「勉強しなさい!」=「勉強するな!」

 

ということ。

 

コミュニケーションとはそのように評価し、吟味されるべきものなのですね。

 

自分の感情ではなく子供の反応をよく見て、言葉を磨いて行きましょう。

 

 

時には(というより多くの場合)「勉強するな!」という禁止のメッセージを発した方が、子供達を勉強に向かわせるものです。

 

 

ですので、私はよく勉強の邪魔をします。

 

 

「勉強などそう簡単にさせるか!」くらいに思っています(笑)

 

 

「宿題なんか止めて、遊ぼうぜ!」と声がけすると「もー。うるさいな!ととあっち行っといて!」と返ってきます。

 

これを逆説的介入と言います。

 

 

 

では逆説的ではない、順接的介入(そんな言葉ありませんが)ではどんな言葉がけが可能でしょうか。

 

 

先日は娘にこんな声がけをしました。

 

 

リビングで宿題しているものの今ひとつ身が入っていない感じの娘に。

 

 

「のん。勉強面白いか?」

 

 

「いや。別に…。勉強嫌いや。だってこんなんやっても意味ないもん…。絶対使わへんやん。」

 

分数の計算に意味を見いだせていない様子。

 

 

「のん。算数とか、他の勉強もそうやけど、何のためにやってるか知ってるか?」

 

 

「え?」

 

 

「学校の勉強なんかほとんど使わへんやろ。でもやってる。何のためかわかるか?」

 

 

「知らん」

 

 

「集中力を鍛えてるねん。集中力というのは意識の密度のことや。ワンピースのルフィが覇気を使って敵を倒すやろ。

 

あれのことや。ほら見てみ。」

 

 

ペンを手に取り、ペン先をにらみ、意識を強烈に集めて見せる。

 

「ととの意識がギュッとここに集まってるのが分かるか。

 

集中というのは、どれだけ意識を圧縮して使えるかや。人生はその強さが大事なんや。」

 

 

「そうなん?」

 

 

「そうや。勉強を通じてその覇気を練り込んでるねん。

 

そのためにはただ勉強してても仕方ないぞ。時間を測って5分でどこまでできそうかを考えて、その中で周りの音も聞こえないくらいに集中するんや。

 

ひなが遊んでても、ちゃーちゃんがテレビ見てても、それすら聞こえないくらいに、圧倒的な覇気を生み出して自分だけの空間を作り出すんや。

 

そのためのトレーニングが勉強や。

 

その覇気の錬成(わざと難しい言葉を使っています)ができると、のんはいつでも他の人の影響を受けずに自分の場を作っていられるようになるし、自分の人生を好きなように作れるようになるぞ。

 

練り込むねん。」

 

 

「そうなんや…。」ちょっと目が輝き出す。

 

 

「そうや。それだけじゃないぞ。覇気が使えると自分の時間が3倍くらいに増えるんや。ととはそれが使えるからな。

 

ととの1時間は皆の3時間くらいや。

 

界王拳って知ってるか?」

 

 

「知らん…。」

 

 

「なんや。ドラゴンボール知らんのか?」

 

 

「あ。カメカメハのやつ?」

 

 

「かめはめ波な…。

 

そうや。ドラゴンボールの悟空は界王拳ってのを使えるねん。集中によって時間感覚まで変えられるねん。

 

のん。まだまだ知らんことがいっぱいあるな。

 

早よ身につけて、ととと普通に話ができるようになれよ。」

 

 

「うん。」

 

 

「ええか。どれだけ自分の集中力を高めて周りを消し去れるか。自分だけのフィールドを作り出せるか。それが勉強で鍛えたい力や。

 

それを何分維持できるか。

 

覇気は練りこめば確実に強くなるからな。ルフィーが修行したみたいにな。やるんや。」

 

 

「うん。のんはあんまりワンピース知らんけどな。」

 

 

「うん。なんとなく分かったらええ。ギュッと意識を凝縮して使うんや。」

 

 

そう言って、言葉に覇気を凝縮させて娘に送り込みました。

 

 

勉強をすることの意味は他にもいろいろとあるでしょうけど、実際に大人からそれを教えてもらうことはかなり少ないように思います。

 

 

子供達はいつも残酷なほどの素直さで「これをやる意味は?」と問いますね。

 

 

今回は子供の世界観(漫画ワンピース)に寄り添いながら、勉強というものをもっと魅力的なゲームとして再定義しました。

 

 

これも「あの手この手」の中の1つの手に過ぎませんが、人生のどんな局面においても「良い定義」は子供達への最高のプレゼントとなります。

 

 

・あなたは「勉強をする意味」をどのようにお子さんに伝えますか?

 

 

・今日はクリエイティブに発想してお子さんを誘惑してみましょう。

 

 

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