息子帰国しました | 海 日和♪

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夫の営むレンタカー&サーフレンタルの店・サーフスリーのお手伝いをしながら、家族の事…海の近くで暮らす日常を綴ります。

 

ハワイでの日々を象徴するもの

 

息子がハワイから帰国しました。

といっても、帰ってきてからすでに2週間が経過してしまったあせる忘れないうちに綴っておきたい自分のために。

 

「本当に良い時間だった」

 

感想をたずねると、思い出しているような表情を浮かべつつ、うまい言葉が見つからないといった面持ちでそう言いました。その言葉に尽きるといったところでしょうか。

 

前回は、ホームステイ先のコーチが毎日親にレポートを送るよう子どもたちに勧めてくださっていました。おかげで向こうでの様子を垣間見ることができたのですが、今回はそれがなかったので、母の想像は膨らむばかり。

 

想像の材料は、もっぱらSNSやメディアでかき集める息子の写真や動画なのだけど、それらを見ては勝手に喜んだり心配したりしていたんですね。で、疲れてしまった(デタ!私あるある)

 

分かってはいるのですが、想像でやきもきするほど無駄なことはありません。さまざまな葛藤を経てようやく「息子の世界をすべて知ろうとしない」という境地にたどり着いたのでした。おかげで後半はほんの少しだけ「なるようになる」精神でほんの少しだけ(2回目)余裕をもっていられたような気がします(まあゆーてまだまだ未熟ということです泣き笑い)。

 

息子が過ごした時間がどんなものであったか知る由もないけれど、願わくばよいものであってほしい。そう思うのが親心というものです。なので「本当に良い時間だった」と聞けて、ホッとしたし嬉しかった。細かいことは分からなくても、それが分かっただけで十分じゃない。帰国後の荷物の中から出てきたヘルメットを眺めながら、つくづくとそう思ったのでした。


傷だらけのヘルメット。ここにそのすべてが詰まっているように思えました。思わずスマホで写真を撮ったのですが、そういえば前回もこうしてヘルメットを撮っていたのだった。

 

昨年のヘルメット↑と比べると傷がたくさん増えました。そしてこの写真に写っている耳当てもとうとう取れてしまったとのこと。
もうきっと次は使えないのでしょうけど、そんなことよりも何よりも、大きな怪我なく無事に帰ってきてくれた。それが何よりだったなあと思うことでした。
 
2回のハワイ修行を経て、彼が大きく変わったことがあります。それまではどこか受け身だった彼が、自分で考えて動き、自分で人脈を築き始めている。さらに出会った方々の影響を受けながら、今後の展望についても自分で考え「こうしたい」とはっきり伝えてくるようになったんです。家族単位で動くことが主であった彼の人生の第一章は、そろそろ終わりを告げるのかもしれません。
 
彼を選手の親としてサポートしていくなかで、今まで何事も無理強いすることこそなかったのですが、それでも密かに勝手に抱いていた母の夢があります。でもそれは、彼の展望や夢の中にはもはや無いのだということを知りました。あまりにもあっけなくて母もポカーンとしてしまいましたが、思いのほかショックを受けなかったのは、おそらく彼のそんな成長が嬉しかったからかもしれない。
 
今までは、親として力になりたい一心でさまざまな情報を見聞きし、人がやっている道筋を真似したりながら「こういう方法があるみたいだよ」といった提案型でやってきました。しかしもはや、そんな必要もなくなったように思います。

息子のサーフィンライフは、第2章を迎えたんだと思う。どんなサーファーになるのか?これから彼にどんな出会いが待っているのか、それらすべてを知ることこそできなくても、きっと時折その片鱗を見ることはあると思う。それを楽しみにしつつ、母も次のステージを楽しもうと思っているところです。



お店も、レンタカー、そしてサーフィンのリペア系の比重が高くなってきています。お店も変化しているんですよね。必要とされることを探しながら、それを生活の糧にできていることをありがたく思っています。私たちにできる必要なことがありましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。
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