今年見逃した番組の再放送をようやく目れました。
画家の諏訪敦さん。
ちょっと感動!
緻密な「写実の美しさ」の背後にある、作品を作る創作過程を公開したドキュメンタリー。
作品へのこだわり、と言うか、愛情と執念のすさまじさ、そこまでこだわって取材を重ねるのかと、その創作姿勢に圧倒されました。あらためて、作品を見に行きたいと思いました。
録画したので、再放送の後2度も見てしまいました。
諏訪敦さんの言葉(語録)と、ナレーションをメモしてみした(だいたいですが)。
→自分用ノート、備忘録。
中盤に出てくる、戦中の悲惨な満州の話。
歴史を知らなさすぎる自分に、恥ずかしくなりました。
◎NHK ETV特集 アンコール
▽忘れられた人々の肖像~画家・諏訪敦“満州難民”を描く
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(メモ)
・「美しい女性の姿〜まだ祖母ではなかった」
・「健康状態のいい人、自分の祖母になってもらう」
●「絵の中で、少しずつ殺していく。健常者をこれから病的にしていく。
一枚の絵で、時間系列でいうと次第に殺していくような感じ。仮想的に。」
●「絵の中で殺す」
●「父の無念を晴らしたい」
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・およそ27万の開拓民〜「満蒙開拓団」〜五族協和、王道楽土〜をスローガンに国策として進められた。
・「旧満州、中国東北部〜中国 黒龍江省」
依蘭県 馬大(マータイ)村、
ロシアとの国境まで300キロ
家族の痕跡を探す...〜痕跡見つからず
しょうゆ工場の跡地、今は空き地になったいた
いてついた土と 果てしない寒空
家族の痕跡は、それだけだった。
250キロ離れたハルビンにたどり着いた一家は、一時的に小学校に避難した。
旧桃山小学校
●「追い詰められた祖母の視線を、画家は描く事で体に記憶させていく」
諏訪は、また少し祖母の感触に近づいた。
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●「透き通るような肌の質感。色調は暗いが若く健康的な女性だ。」
「これから この女性を殺してゆく」
●「豊かな肉づきをそぎ落としてゆく」
●「絵を通して 絵の仮想の人物に同じ経験をさせるということは、僕が経験することと一緒じゃない。祖母と一緒に悩むことでもあるから。」
●「頭蓋骨を取り出した。」
「こけて浮き立つ頬骨の形を探る。」
・「新香坊収容所」
・「家族の消息を知る人に ようやく 会うことができた」
・「中国ハルビン 郊外、新香坊収容所のあった場所」
・「新香坊収容所で死亡した人は、3338人を数える。」
●「遺体をどんなふうに運んだのか。諏訪は教えてほしいと言い出した。」
・「軽いんだよ。〜画家の本能が動き出す」
●「諏訪は 執拗に再現を試み 埋葬の様子を何度も質問し続けた。」
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●「諏訪が描こうとしているのは、あの埋葬地に横たわる祖母の姿だった。」
「既に飢えて 痩せ細った体。これから この体を病気にしていく。」
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●「祖母の死因となった発疹チフスとは、どんな病なのか。」
・国立国際医療研究センター・国際感染症対策室
体の体幹部、中心部から、ここから発疹が出始める。顔には、あらわれない。
当時満州の収容所で発疹チフスの致死率は、50%を超えていたと言われる。
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●「既に衰弱した体が容赦なく 死病に蝕まれてゆく。諏訪の絵筆が祖母の命を削り取る。」
●「やっぱり 身に起こったことは事実なので ちょっと削除はできないかな。感情的には書きたくないですけどね、正直。やっぱり気持ちのいいものではないので。何か生理的にくるものがあるじゃないですか、発疹って。それを こう、身内の体に、施すというのはものすごい抵抗があるものだけども だけど そこは もうやるしかないというふうには。」
●「敵国の追跡 略奪 飢えと病。」
●「諏訪は これ以上祖母の姿をおとしめる事にためらいを感じて始めた。
せめて黒髪だけは残したいと 葛藤していた。」
●「開拓団の女性は、だいたい髪の毛を切っていた?〜〜だいたいじゃよ、『全部強制だよ』。〜画像にすると ある程度みじめさがにじんでないと... と思うな。」
●(1週間が過ぎた)
「若き日の祖母の写真を貼る」
●「僕の頭で考えた結論というものは
(髪を)切らない という方向だったんですよ、実際は。だけどやってみると違いましたね。いいんだって思いました。
かえってこう... なんて言えんだろう...
力強いし... 情緒的な部分がね、なくなってしまったから、かえって....。この方向の方がいいような気がします。
だから、事実を尊重する方向でいこうかなと思っています。」
●「結局 諏訪のまなざしは祖母を見つめ続け、
絵筆は事実を選び取った。」
●作品「哈爾寶(ハルビン) 1945年冬」
「腹部に描かれた妊娠線は、愛する子供たち記憶」
「歳月の中に埋もれようとしていた存在の重さ。
それをこの絵は葬い、埋葬したのか。
それとも、忘れさせまいと 掘り起こしよみかえらせたのか。」
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◼︎情報
☆諏訪敦さん 公式HP
☆成山画廊
東京都千代田区九段南2ー2ー8
松岡九段ビル205号室
営業時間:13時から19時まで
休廊日 :水曜日、日曜日、祭日
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