10月下旬、世の中はハロウィン一色に染まっているが、私が女子高生だった時代は、ハロウィン自体が知られていない上に、一般的ではなかった時代なので、仮装など当然ながら有り得なかった時代である。
ハロウィンが一般化したのは、大体21世紀に入ってからだろうし。
そんな訳で、ハロウィンではないものの、一番近そうな(近い?)文化祭の事を語ってみようか。
文化祭の定番と言えば、喫茶店だったり、お化け屋敷だと思う。
しかしながら喫茶店の方は、女子生徒が来店する女子生徒を接客するので、一切、色気のいの字もない程である。
とりあえず、喫茶店の話は置いておいて、プレーンな催し物であるお化け屋敷の事を語ろうか。
お化け屋敷、1学年に1クラスは実施していたが、全部行ってみて「これぞ!」と思った手段が以下の通り。
そのクラスでは、お化け屋敷全体を暗幕や黒くペイントした段ボールで覆い尽くすのは、他のクラスと変わらなかったのだが、教室の床面をそのまま床として使わず、来訪者が通るルートを、その昔音楽室や理科室で使われていた箱型の椅子を多用して、底上げしていたのだ。
入り口で一段ステップを用意さえすれば、上からこんにゃくや絞った雑巾を垂らしたり、人魂を揺らしたりするのにも、お化け側に踏み台を用意した上でも客側の顔に当たりやすいため、怖さの演出に拍車が掛かる。
そして、底上げしている分だけ、客側のルートに空白部分を作るだけで、空白の部分が落とし穴として活用できるのだ。
全体が闇に覆われているため、穴部分を黒い段ボールで覆うだけでばっちり。
それでなくとも恐る恐る進むのに、突然足がズボッ! と落ちると、それだけで恐怖倍増である。
そこにこんにゃくや雑巾を投入して、のっぺらぼうの仮面や下から懐中電灯で照らした顔を覗かせれば、一発で悲鳴が上がる。
実はそれで、客側のルートの上でコケた口だ。
だから、仮装でこそないが、お化け屋敷のネタとしては、イケる方法だと思う。