「逆チョコがこなぁぁぁぁい!」


悔しさのあまり、教室で叫んでしまった。

や、だってさ?

優衣も愛菜も香織もあまつさえ美岬すらもらってるんだよ?

なのに私だけ貰えないなんて…

世の中理不尽だよ!間違ってるよ!そんなに可愛い子が好きか畜生!


「まぁまぁ美代、落ち着きなさいって」

「そ、そうだよー・・・みんな見てるよ?」

「だまらっしゃい裏切り者。優衣も愛菜も自分がもらったからってさ、私を苛めてさ…」


いじいーじ。

しばらくいじけてやる。

だって悔しいもん。


「そうは言うけどさ」

「これ、別に友チョコみたいなものだし」

「友チョコみたいなのすら貰えない私は負け組ですよーだ」


今度のいじけ具合は半端ないぞー。

いじいじいーじ。


「もー、そんなに言うならあげようか?」

「のん!男子からもらうからこそ意味があるのよ!」


あ、二人がスゴい呆れてる。

でもそうでしょ?

貰い物を貰ったって、ねー?



「ならもうもらいにいきなさいよ・・・」


優衣が面倒臭がって適当な返しに!?

ん?でも


「そうだよ!貰えないなら貰いにいけばいいじゃない!」


なんて逆転の発想♪

それは思い付かなかったわ!

むー・・・そこで「普通思い付くだろ。行動にはうつさないけど」っか思ってるあなた!

シバき倒すわよ?

なんて架空の視聴者に突っ込みを入れてみたり。


「とりあえず、逆チョコねだりに行ってくるわ!」


レッツ逆チョコクエスト!

モンスター(男子生徒)を倒して(色気とかそういうので)秘宝を奪え!









へんじがない、ただのしかばねのようだ。

おぉ美代よ、死んでしまうとは情けない・・・

今一度生き返らせよう。


「つまり全滅・・・」


あれだね、

普通男子はチョコ作らん。

つまりそんなに多くは持ってないってことよ。

だから、しょうがない、うん。しょうがないの。


「せめて賢者(香織)と遊び人(美岬)を連れてくるべきだったか・・・」


裏切り者でも利用出来るならしたいわ。

え、腹黒くなんかなくってよ!?
なんて無意味にお嬢様口調にしちゃうくらい立ち直れず。


「あれ?美代じゃん。」


やたらとかっこいい声が後ろから聞こえる。

いやいや、この声は


「あら、女の子にモテモテでチョコたっくさんの健次さんじゃないですか」

「いきなり嫌みったらしいな・・・何してんの?」

「逆チョコクエスト」


正直に答える。

意味わかってなさそうだけど。

てか本当にチョコ沢山だな、さすが野球部の1年生エース。


「つまり男漁り?」

「違うわ!」


あながち間違ってない気もするけど、違うのだ。

こう、心境とか(適当)


「逆チョコ欲しいの?」

「つまりそゆこと」

「だけど男漁りではない」

「断じて」

「ふむ…」


考え込む健次。

どうでもいいけど、近くで女子生徒がチョコ持ってチラチラこちらを見てるんだけど。

モテすぎでしょ。


「じゃあさ」

「ほいほい」

「俺からのでも、いる?」

「ほい・・・ほい!?」


一瞬混乱。

何いってんのこいつ。


「チョコ余るから手伝えと?」

「いやいや、美代用に買ってきたやつ」


なんと!


「グッジョブ!さっすが健次♪あんたのこと信じてたよー」

「調子いいなぁ・・・はいこれ。実はこれ渡したくて探してたんだ」


包みを渡された。

たらたらたったったーん♪

ゲームクリア♪


「ありがとう健次!ホワイトデーには返すよ!」

「え?あ、うん、待ってるよ」


颯爽と帰ろう回れ右。

と思ったけど、なんか健次くん微妙な顔してましたな。

ん?あ、もしかして


「あ、待って健次!」


教室に帰ろうとしてた健次を呼び止める。


「ん?どうかしたの?」

「いやー、もういらないかもだろうけど」


鞄から袋を一つ。

ほい、っと健次に渡す。


「はい、ハッピーセイントバレンタイン♪」


やっぱバレンタインは女の子からだよねー。

いやでも逆チョコ欲しいっす。



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何故かまた更新。

てか携帯からは疲れる。

てか金曜テスト。

ホントは甘くしようと思った。

でも彼女からまだもらってないから、甘くしたくなかった。

つまり、コメントよろしく(。・ω・。)

健次くんは美代ちゃん大好きです。