我が子が低学年だったころ

『授業進行中に、自分の思ったことや自分の状況を大きな声で発言してしまう』

という問題行動がありました。

 

例えば、先生が黒板に板書をし始めると

「ぼく書きまーす!!」(すごく大きな声)

と言ったり

 

先生が全体へ説明を始めると

「〇〇先生!!~~が違いまーす!!」

(すごく大きな声、間違いとは言えない程度のこと)

と言ったり

 

先生が授業を進行すると

「ももたろう!!ももたろう!!」(授業とは関係のないこと)

「終わりました終わりました終わりました・・・・(×8回)」

といった感じでしたアセアセ

 

行動の機能からみると、「自己刺激」の要素が多く「注目ひき」も少しありました

 

この行動を

望ましい行動や、他の代替え行動にするために、家庭で、以下の取り組みをしました

 

 

<家庭での取り組み>

 

①子どもと一緒に望ましい行動を検討する

 

まず、同じような行動が家庭でもでていないか、日常的にチェックをしました。

宿題をしている時、テレビを見ている時、ごはんを食べている時…いろいろな場面で大きな声で話していることがあったので、その行動を録画しました。

 

そしてその動画を、子どもと一緒に見て

どの場面なら望ましいのか、どの場面は望ましくないのか、を検討しました。

 

②状況によって、声の大きさについてSST(ソーシャルスキルトレーニング)を行う

 

準備として

自宅、学校の教室、電車の中、公園、病院の待合室などの日常の環境の写真を用意しました

学校の教室に貼ってあるものと同じ、声の物差しを用意しました

 

 

 

・一番ひそひそ話す声を「1」の声として、電車の写真、病院の待合室に付箋を1枚貼ってもらいます

・「2」の声の場所はどこ?「3」の声の場所はどこ?と質問して、2の声なら付箋2枚、3の声なら付箋3枚と、同じように写真に貼ってもらいます

・その写真を持って実際の場所に行って、その場所にあった声で話してもらい、声の大きさを自覚させます

・次にその場所に行くときは、事前に「〇の声で話そうね」と伝えて、できていたら賞賛します

 

ここまでが家庭でできることで、これをクリアしたら、次の段階です。

学校に声の大きさについての紙面を持って、お願いに行きました(#^^#)

 

 

学校での予防策は、次回に続きます

『授業中に大きな声で発言してしまう』への対処② ~学校での予防策~

 

 

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