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体温のそもそも論①でホメオスタシス(恒常性)には

 

ふたつのルートがあることをお話しました。

 

 

即効性はあるけど持続性がない電気信号の神経系

 

遅効性だけど効果が出ると持続性があるホルモン系

 

です。

 

 

今回は神経の調節について見ていきましょう。

 

神経には「自分はどう動かしたいか」という意思が関係する、知覚とそれに伴う運動にかかわる神経である体性神経自分の意思とは関係なく自律して働いてくれている自律神経の二つがあります。

 

 

自律神経

 

 

例えば、①心臓をドキドキさせようと思っても自分の意思で動かすことは出来ません。でも激しい運動をした後は、自然に勝手に心臓はドキドキします。

 

また、②寒いところに長い時間いると、意思とは関係なく、手足の末端の血流が悪くなったり、顔も青白くなってきます。

 

 

①は運動によって消費したブドウ糖や酸素を早く供給し、少しでも多く体内に取り込むためです。

 

②は生命の危険を回避するために生命の維持とは直接関係しない部分の血管を緊急避難的に収縮させ、体温が逃げないように維持することで生命に必要な内蔵や脳の働きを維持しようとして起こる現象です。

 

 

自律神経は交感神経と副交感神経の二つからなる

 

 

交感神経は主に体を興奮させて闘争・あるいは逃走といった活動する体勢を整える作用があり、副交感神経はゆっくりからだを休ませてエネルギーを蓄え、次の活動に備える作用があります。

 

 

交感神経と副交感神経はどちらかが働いて、どちらかが休んでいるというものではありません。基本的には両者が同時に働いて(これを持続支配といいます。)状況によって、交感神経が優位になったり、副交感神経が優位になったりしながらバランスをとっています。

 

いちいちスイッチを切って必要なほうの自律神経だけが働くように出来ていないのは、状況に応じてスピーディーに対応するためで、一見、無駄に見えても必要に応じて緊急事態にもスピーディに対応できるように両者のスイッチを入れたままでその時々の状況に応じてボリュームを変えるのが、もっとも合理的な方法なのです。

 

 

③につづく

 

 

 

 

 

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