観終わった感想としては、、、
やべ~。つまんない、である。もしくは、、、で?、とい
うものだ。
その「つまんない」の内容だが別にストーリーとして、もしくはプロットとして、映像作
品としてではもちろんない。
その理由は、旧エヴァにあった、ヤバさ、とメッセージがないからだ。
「序」、「破」でエンタメ路線に舵を切った。旧ファンの人たちは批判があったと思うが、
個人的にはそれはそれでいいと思う。
庵野監督の「本気出せばこんなんできますけど( ´,_ゝ`)プッ」という感じが滲んでおり、そ
れは上記の通りいいと思う。そして、「メッセージ?特にないっす。前作のリビルドだし
。」と割り切ったかと思っていた。
しかし、庵野監督は「Q」でそのエンタメの方向性を破棄した。おそらく、「破」を作った
あとに「Q」の内容を変えたのでは、と思う。
なぜなら、「Q」は「破」の次回予告と内容違うからだ。「破」の最後でカヲル君が止めた
サードインパクトが「Q」では起こってしまているし、カヲル君のマーク6があんな風にな
っている。
余談だが、それに対してカヲル君なんか人ごとみたいに話しているし。
オメー、当事者じゃ
ね~の?、と激しくツッコミたい。
話を戻そう。
そのエンタメの方向性を捨てるなら、旧作からのファンとしてはそこにオーバーラップ以上
のものを期待してしまう。そういう前提で観ると、今作は残念だ。ハッキリと。
「序」「破」からの方向転換してまで、旧エヴァの方向性に持っていったのだが、そこにメ
ッセージはなかったと思う。
劇中に「エヴァの呪い」とワードが出てくるのだが、その劇中の効果、内容からして、現実
の僕たち(10年以上もエヴァにはまっている人達)を暗喩していると思われるが、少しパンチ
が弱い。それでは満足できない。
僕がエヴァに惹かれるのは、旧エヴァにあったあの「エキセントリック」な感じだ。
だ~、といって
が~、となって
どぎゃ~ン、となり( ゚Д゚) ハァ?となる感じ
意味不明?
そうそう。
その謎さ、ヤバい。頭がいかれている感じが素晴らしいのだ。TV版の放映時、小学生だった
僕が観終わったあと、モヤモヤしたざらついた感じを今でも覚えている。
あれがないのは、残念だ。今作は布石にとどめるつもりで、次回作ですべてにおとしま
えをつけ、カタルシスもしくは今まで以上のぶっ飛んだモヤモヤ与えてくれるのならい
いのだが。1時間半を使ってのあの布石はフラストレーションがたまった。
あと、マリが空気すぎる。いまのところ意味がない。旧エヴァと違いをあのキャラクタ
ーで出すのかと思っていたのだが。次作のラストチャンスに激しく期待したい。
さらに、これは批評家の村上裕一氏が言っていて激しく同意してしまったのだが、今作
は旧エヴァで味をしめて、なんか同人作品を作りやすい設定作ってる可能性があるなと、
ということだ。これが意図してやっていたらアザと過ぎる。
最後に些末なことだが、シンジとカヲル君とピアノを連弾するシーンがよかったと同調
したい。観ているときは全然いいと思わなかったが、言われるとこれは良いと思う。
人間と人間ざるものが、楽器を媒介をコミュニケーションをとるという構図は素晴らし
い。TV版のカヲル君が歌うシーンの継承だと思われるが、映画ではそれが洗練されてい
る。
つまんない。でも、もう一回いくよ。つまんないから面白くするためのネタを発掘しに。
誰か、僕のために熱い解説してくれないだろうか。
ついでに。
映画冒頭の脚本の舞城が良かった。また本読もうと。
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))/文藝春秋

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