細菌戦部隊(731部隊と100部隊)パネル展を開催しませんか? | 「731・100部隊展」

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それまで原子力を利用していたものの脱原発を表明する国が現れ、米国で新規建設のプロジェクトがなくなるなど、世界各国の原発利用は停滞することとなりました。(資源エネルギー庁のHPより)















世界には、核実験、原爆、原発労働者、ウラン鉱山の採掘者等で被ばくした人はたくさんいる!!
それが、次世代・次々世代に影響するとなると大変な数になる!!反原発!!

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731部隊からフクシマまで1
731部隊からフクシマまで2
731からフクシマまで(5


今年(2022年)4月2日に開かれた日本医学会記念事業では、「過去の過ちに学ぶ」で、731部隊のことが取り上げられた。


https://jams.med.or.jp/jams120th/
731部隊に関しては、11.シンポジウム:未来への提言「4. 医療倫理・研究倫理の深化」のところで、以下のスライドが出てきて、わずかですが触れられます。
731部隊や関東軍の文書公開 ロシアが歴史問題で日本けん制か
台湾に現役防衛省職員派遣へ 今夏にも常駐 情報収集強化
日本の情報公開の現状!!









戦争では、何も解決しない!!即時停戦を!!
世界の食糧危機!!、世界の環境破壊!!生態系の激変!!貧困、虐殺、レイプ、人間不信!!

На войне ничего не решить! !! Немедленное прекращение огня! !!
Мировой продовольственный кризис! !! , Всемирное разрушение окружающей среды! !! Кардинальные изменения в экосистеме! !! Нищета, резня, насилие, человеконенавистничество! !!

У війні нічого не вирішиться! !! Негайне припинення вогню! !!
Світова продовольча криза! !! , Знищення навколишнього середовища світу! !! Різкі зміни в екосистемі! !! Бідність, бійня, зґвалтування, мізантропія! !!

Nothing will be solved in the war! !! Immediate ceasefire! !!
World food crisis! !! , World environmental destruction! !! A drastic change in the ecosystem! !! Poverty, slaughter, rape, misanthropy! !!

ウクライナ戦争とアフリカの食糧危機
ウクライナ戦争がアフリカの食糧危機を直撃する理由
ウクライナに平和を!!

日本は、戦争の反省をしているのだろうか??
過去最大の防衛予算 歯止めなき膨張許されぬ

記憶の継承を進める神奈川の会
「戦争の加害展」プレ企画





*7月18日の加藤哲郎講演は、事情により小河孝講演に変更になりました。



















戦争を停止する道を探れないのか??

No War!!Stop War!!
Нет войне!!Стоп Война!!




国連はロシアのウクライナ侵攻をやめさせることに全力で取り組んでほしい!!

I want Japan, which has Article 9 of the Constitution, to move more positively toward a ceasefire !!

Я хочу, чтобы Япония, у которой есть статья 9 Конституции, более позитивно двигалась к прекращению огня !!

憲法9条を持つ日本はもっと停戦に向けて前向きに動いてほしい!!
War in the 21st century? ?? In the 21st century, a world without war!!
Война в 21 веке? ?? В 21 веке мир без войн!!
21世紀に戦争??21世紀こそ、戦争のない世界に!!






ウクライナ侵攻、10代の素朴な疑問 今の時代になんで戦争?
モハメド・アリ 勇気の連鎖
世界の生物兵器開発はどうなっているの??












生体実験命令を拒否した医学者・横山正松


ビキニデーin高知
水素爆弾の恐怖・ビキニ環礁 (アメリカ)
室戸フィールドワーク(マグロ漁船の見学)
忘れられたビキニ被災者たち
ビキニ事件と俊こつ丸
新聞記事からの報告
裁判の報告
世界の核被害問題と解決の取り組み
中満泉ビデオメッセージ
核兵器禁止条約発効の時代に生きる世代へ
閉会の挨拶











大元帥・現人神・昭和天皇と皇族の戦争責任を問う。
日本は戦争を起こしたことを全く謝罪しなくていいのだろか??

        重慶無差別爆撃

重慶爆撃(戦争のはじまり)







昨年のパネル展
11月14日(日)~19日(金)
新型コロナ・パンデミックと731部隊・100部隊の影
核なき未来へー被爆二世からのメッセージ


2021年 パネル展「731部隊 戦前・戦後の医学」アンケート
11月16日(火)
・貴重な展示物、初めて見るものが多かった。展示物の多い割には会場が狭い。ゆったりした会場が望まれる。
テーマが広いのでは。
(70代、市内)

●細菌戦部隊(731部隊と100部隊)パネル展を開催しませんか?

 

          731部隊全景

 

  
        100部隊の煙突


1930年代から1945年にかけて、中国東北部(旧満州)につくられた731部隊と100部隊は、人体実験を繰り返した細菌戦兄弟部隊。開発された細菌兵器は中国各地に撒かれ、多くの中国人民に深刻な被害をもたらしました。100部隊は関東軍軍馬防疫廠から出発した、軍馬の伝染病研究部隊ですが、謎の部隊で、獣医師・化学者達の戦争犯罪の実態が明らかにされてきませんでした。 細菌戦被害者を含めたアジア各国の戦争被害者や遺族は、現在も日本に責任を果たすよう補償を訴えていますが、日本政府は無視を続けています。 また、細菌戦部隊が戦犯免責と引き換えに研究データをアメリカに渡したことで、戦争犯罪に問われなかったことの影響はとても大きいのではないでしょうか。医学者が協力、設定した原爆被害者や公害・薬害被害者の「認定基準」は、多くの犠牲者を切り捨てるための基準となっています。医学者・獣医学者の犯罪は戦前・戦後を通じて続いているのです。 中国ハルピンの731部隊跡地は今、世界遺産に登録される方向にあります。日本が中国に造った部隊施設が、「なぜ世界遺産に値するのか?」過去を知らない人にとって、不思議に思うことかも知れません。外国からも多くの人が訪れる侵華日軍罪証陳列館、日本人はそこでどのような目で見られるのでしょうか。 中国長春では、偽満皇宮博物院内に、「100部隊」の新展示館が2018年12月に開館します。 「日本政府と日本市民には、歴史に関する記憶喪失がある」と国際的に批判されています。 日本人にとって、今、731部隊・100部隊展を行うことは、日本軍による人体実験や細菌戦の意味を考える絶好の機会となるのではないでしょうか。私たちは多くの次世代の若者にこの戦争加害の事実を伝えていきたいと考えています。 皆さま、どうか、あなたの住む地域やグループでこの「731部隊・100部隊展」を開いていただければと思います。連絡をお待ちしています。

    ― 731部隊・100部隊展 実行委員会 ―


 731部隊のパネル(A2版) 

1 序章 薬害エイズと731部隊 

2 HIVとAIDS 

3 薬害エイズ事件はなぜ起こったか 

4 731部隊の影 

5 第1章 731部隊の創設 

6 「満州国」

7 部隊全景

                  

 

 

8 731部隊の始まり 

9 731部隊組織表(横向)

10 陸軍軍医学校防疫研究室と石井機関のネットワーク

11 第11回日本医学会総会と軍陣医学部会 

12 第2章 「マルタ」 

13 憲兵隊と「特移扱」 

14 「マルタ」と「特移扱」 

15 朱玉芬の父と叔父 

16 第3章 731部隊の人体実験     

17 ペスト(黒死病) 

18 炭疽(Anthrax) 

19 流行性出血熱 

20 毒ガス実験 旧陸軍のアウシュビッツ 

21 毒ガス野外実験 

22 赤ん坊への凍傷実験

23 医学者たちの独走 

24 人体実験が結ぶもの 

25 細菌戦は行われた 

26 ペストノミによる細菌戦 

27 細菌の大量生産 

28 第4章 731部隊の戦後 

29 軍事裁判と戦後処理(横向) 

30 細菌戦部隊医学者の戦後 

31 細菌戦医学者の博士論文

 

 

32 陸上自衛隊の博士論文

33 第5章 731部隊を告発する 

34 戦争の語り部 篠塚良雄

 35 戦争の語り部 三尾 豊 

36 家永教科書裁判第3次訴訟 

37 軍医学校で発見された人骨

 38 731部隊国家賠償請求裁判 

39 細菌戦国家賠償請求裁判 

40 終わりに 731部隊を世界遺産に

 

 100部隊のパネル(A2版)

1 はじめに 

2 「はじめに」 

3 「日中戦争における人と馬」 

4 「戦争とは」 

5 「ジュネーブ議定書」 

6 「731部隊」と「100部隊」 

7 「侵華日軍第731部隊罪証陳列館」 

8 「僞満皇宮博物院」 

9 「日中15年戦争」 

10 「植民地支配

  

11 「外地」での戦争犯罪 

12 第1章 軍 馬

13 「軍馬:乗馬・駄馬・輓馬」 

14 「軍馬の徴発」 

15 「愛馬の見送り」 

16 「軍馬の位」 

17 「軍馬の改良」 

18 「軍馬の名前」 

19 「軍馬の訓練」 

20 「テッチン」 

21 「軍馬の世話・蹄手入れ」 

22 「馬の寿命と病気」 

23 「馬の伝染病」炭疽菌 

24 「馬の伝染病」鼻疽菌 

25 「馬学・獣医学の本」 

26 「麻布連隊と白雪号」

  

  
27 「敗戦後の軍馬①」

28 「敗戦後の軍馬②」

 29 第2章 100部隊 

30 「細菌戦兄弟部隊」 

31 「在満兵備充実ニ対スル意見 」 

32 「関東軍軍馬防疫廠」 

33 「100部隊所在地」

 

34「100部隊の隊長」 

35 「100部隊の細菌研究」

36 「100部隊の細菌製造部」 

37 「100部隊2部1科23号室」 

38 「関特演」と「100部隊」 

39 「三河夏季演習」 

40 「細菌戦 第6科新設」 

41 「100部隊での人体実験」 

42 「人体実験の犠牲者数」 

43 「アヘン・ヘロイン」 

44 「陸軍獣医学校」 

45 「100部隊」の終焉 

  

46 「100部隊」敗戦後の犯罪 

47 「ハバロフスク裁判」 

48 第3章 現代の課題

49 「戦前・戦中の獣医」 

50 「現代の獣医師養成」 

51 「熊本サンクチュアリ」 

52 「加計学園獣医学部」 

53 「何故 四国に?」 

54 「加計学園獣医学部」資料 

55 「検証 加計疑惑」(A2版ではありません) 

56 「100部隊」の亡霊

57 おわりに

  

58 「学習と謝罪」

59 「前事不忘」 

60 「100部隊」の新研究 

61 「100部隊」の新史料

 

  

 

62 「100部隊」の新展示

 63 おわりに 

 

 

(付録パネル) 1、細菌戦部隊の年表と戦後の流れ (A3版7枚)  2、細菌戦部隊の戦後 (A3版12枚) 3、元731部隊軍医と強制不妊手術 (A3版10枚) 

                       

   

5、タイトルパネル 

1 日中戦争における人と馬 A3×11 2列 白地 

2 日中戦争における人と馬 A4×11 2列 緑地 

3 731部隊 A4×5 黄地 

4 100部隊 A4×6 桃地 

5 侵華日軍第731部隊罪証陳列館 A4×15 2列 黄地 

6 偽満後宮博物院 A4×7 桃地 

7 前事不忘後事之師 A4×8 青地 6、

 

軍馬補助パネル(付録)

1 馬術教範 B4×8 黄地 

2 馬具解説 B4×9 表紙桃地1緑地8 

3 馬事提要 B4×12 桃地  

 

貸出要項(731部隊と100部隊野パネルを一緒に借りると16000円!!) 

1、パネル(A2版) 

①731部隊のパネル(40枚)・・・・・・・貸出料7日以内(10000円) 

②100部隊のパネル(62枚と他1枚)・・・ 貸出料7日以内(10000円)

 

 2、付録パネル 

① 細菌戦部隊の年表と戦後の流れ 

② 細菌戦部隊員の戦後                   
③ 元731部隊軍医少佐と強制不妊手術 

④ 731部隊南方作戦出発直前集合写真、毒ガス訓練写真 

⑤ タイトルパネル

⑥ 馬具補助パネル

 

 

 

※日数・規模に応じて、金額は相談に応じます。 
※他に「731部隊のパネル」(内容はA2 版と同じ、A3版 40枚) と

「細菌戦パネル」(A3版 79枚)があります

 

。   

3、模型・・・貸出料1台7日以内(10000円)

①生体解剖(62×82×高さ59)/cm 

②凍傷実験(82×72×高さ58.5)/cm 

③感染実験(77×74.5×高さ58.5)/cm ④毒ガス実験(90.5×75×高さ60)/㎝ 

 

 

※模型は、できましたら主催者団体が取りに来てください。 

 

※模型は、1993年製のもので壊れやすいので、取扱に注意してください。 

※送料は、主催者団体でご負担お願いします。 

※もし、破損した場合には、修理費用のご負担をお願いします。保険への加入をお勧めします。 

※お問い合わせは、080-4407-9554、nobu.goi@gmail.com



日本の中国東北侵略から91年
●『1931 満州鞍山守備兵 斉藤準太郎の日記』


二月十八日

承知しながら鉄条の柵をたくみに超えて午前九時頃幼稚園の小供が大勢分遣に遊びに来る
昨日くれば写真でも撮っていたのに 左右の手袋をひもでつって掛けてくる。非常に小さい子まで同じように遊んでいる 聞けば四歳だとか 先生もなかなか骨が折れる。
小供は本当に好きだ。行くところ行くところ、それはどんな町でも天国になる。今日のように天気のいい日は小供にとっては本当に元気薬だ。寒い満洲風に吹き込められての久しぶりの外遊びだ 帝国を代表して 此の満洲の住みにくい土地で 満洲っ子としての大きな期待が第二の国民の肩にかかっているのではないか。此の天使たちは不幸を知らない 此の寒さも暑さも受くべきことと信じている。それだけに頼もしい。天使たちよ日本のために健やかに育ちなさい。君たちには大きな責任がある舞台があると共にね。





軍都広島での物語

峠三吉
・・・一九四五年八月六日、広島に、九日、長崎に投下された原子爆弾によって命を奪われた人、また現在にいたるまで死の恐怖と苦痛にさいなまれつつある人、そして生きている限り憂悶と悲しみを消すよしもない人、さらに全世界の原子爆弾を憎悪する人々に捧ぐ。


炎の季節

空も地も失われた
熱風と異臭の空間を
七つに潜り流れる
ゆるい水の移動。
ごつごつと
ぶよぶよと
無限につづくものが
湾口の
島島につきあたる。








●『細菌戦部隊』
731研究会編  1996年9月(核時代51年)初版発行


Ⅲ 細菌戦部隊の周辺

BCG注射という人体実験
中国で日本人学童に行なわれた人体実験

内海寿子(うつみとしこ)
吉林市在住国民学校児童
〈経歴〉
1932年生まれ
1944~1945年 “満洲国”吉林市在住
1946年帰国
■この証言は1993年7月の聞き取りをまとめたもの。

解説―現代医療と731部隊(山口研一郎)

 一方、1994年8月末より9月初旬の1週間、京都に於て開かれた国際移植学会では、「異種(ゼノ)移植」が中心テーマとなった。日本で脳死移植が現実化しても、臓器不足が深刻化することが予測され、そのための対策である。具体的には、ヒヒの肝臓や豚の心臓が候補に上っている。ヒヒからの移植は、1992年6月、アメリカに於て実施された。またアメリカやイギリスで遺伝子組み換えによる「人間の心臓を持つ豚」の生産が始まった。さらに免疫(拒絶)反応を弱めるため、同時にヒヒや豚の骨髄・リンパ球が人間に移植される計画も考えられている。




●『論争731部隊』
松村高夫編
核時代49(1994)年4月発行

はじめに

●無念の涙と怒り

私は、731部隊の現地で当時の関係者に会った。1945年、部隊が爆破されるとペスト菌のノミを持った鼠が逃げ出し、一冬越して翌年近隣にペストを蔓延させた。117人が犠牲になったという記録がある。一家全滅の後ひとりだけ生き残った人に会った。部隊内で当時働いていた何人かの中国人労働者にも会うことができ、証言も得られた。マルタは番号で扱われたために実名はなかなかわからないが、犠牲者の遺族は少しずつ判明してきている。例えば本書にも登場する敬蘭芝さんは夫が犠牲になっている。また張可達・可偉さん兄弟は父親が犠牲になっている。その彼らにも会ってきた。







●毒ガス戦

『毒ガス戦と日本軍』
吉見義明(2004年発行)




はじめに


**イペリット・ルイサイト・ホスゲン・青酸・塩素などを「致死性ガス」、嘔吐性ガス・催涙ガスを「非致死性ガス」と呼んで区別する考え方があるが、何が致死性であり、何が致死性でないかは一義的に決定できるわけではない。単なる煙であっても密閉した空間では死亡することがある。嘔吐性ガスを大量に吸い込めば死亡する。野外で青酸ガス攻撃を受けても急速に拡散するので、高濃度でなければ死亡する可能性は低い。イペリットで受傷しても死亡するとは限らない。そこで、本書では、致死性・非致死性という定義はしない。

海軍の相模海軍工廠跡を訪ねて(2022年4月9日)

日本は海軍も毒ガスを製造し、本土決戦に備えていた!!

碑文

ここ旧西寒川駅跡に佇んで東を望み、更に南に目を転ずるとその視界に工場群が迫る。 そこは、かつて多くの仲間が営々と働いた相模海軍工廠(昭和20年敷地704,000m2)の跡地である。往時を偲べば、先人や友の姿が彷彿と甦り、懐旧の想いひとしおである。
第二次大戦後工業立地に恵まれた跡地は町発展の礎となり、今日の繁栄をもたらした。 いま大地に大地に深く根差した緑に世界の平和を願い、国土の安隠を祈る。

建立  相廠会 及び 協力企業  昭和63年春




A事案区域内における土地改変時の対応について より
*A事案区域とは、環境省が平成 15 年に実施した<昭和 48 年の「旧軍毒ガス弾等の 全国調査」フォローアップ調査※1>において終戦時における旧軍の化学兵器に関連する情報を集約した結果を踏まえ設定したA事案(毒ガス弾等の存在に関する情報の確実性が高く、かつ、地域も特定されている事案)に該当する区域のことです。具体的には、以下の3区域となります(図1参照)。
①旧相模海軍工廠跡地(神奈川県寒川町内)
②旧相模海軍工廠化学実験部跡地(神奈川県平塚市内)
③ 旧陸軍習志野学校跡地(千葉県習志野市・船橋市内)



・『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店 1995年発行)

第12章  癒しがたい傷


毒ガスの焼却

マッカーサーをはじめとする連合軍最高司令部は、日本が軍需生産の目的を隠蔽しようともくろんでいることに気づくと、直ちにこれに対応する「降伏文書」及び陸海軍「一般名令第1号」を定め、日本軍が適宜管理・保管しなければならず、損壊、焼却してはならない施設・物資の範囲を明確に規定した。特に強調されたものとしては、製造工場、加工工場、研究所、実験所、技術的に重要な項目(資料、特許、設計、図面、発明)があった。文書はさらに、一切の武器・弾薬および戦争用具の製造・分配を直ちに停止する様求めている。この命令が通達されるに伴い、大久野島の工場焼却は活動停止せざるを得なかった。シアン化水素酸工場を除いて、他の工場は全く手をつけない状態でそこに残された。




核時代39年(1984年)5月初版発行

●『三光』     中国帰還者連絡会編
核時代39年(1984年)5月初版発行


日本鬼子(リーベンクイズ)

焼け火箸ー拷問の挙句に斬首

佐藤五郎
分隊員 上等兵
(旧部隊名)第59師団第109大隊


「走」。農民は引っ張る高田を睨みつけている。通訳は拳銃を取り出し、2人に向ける。拷問を受けた男は身の危険を感じたか、歩む足取りを止めると、脱いだ着物を農民に握らせた。しかし、農民は衣服を握ったが帰ろうとしなかった。両足をしっかりと地につけ、毅然として青山と金本を睨みつけている。青山は通訳に目配せすると、「金本、早いところ帰せ」睨みつけられた顔を通訳に向けて命じた。金本はは拳銃を農民に突きつけ近寄った。「走」。だが、一向に動こうとはしなかった。金本は拳銃を空に向けると、一発パンと射った。脅かしなのだ。拳銃の音に偽警察官蒋と玉が走ってきた。金本は2人の警官を見ると、顎をしゃくり上げ、連れて帰れと命令した。




●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?



『日本の国家機密』(現代評論社刊 1972年初版発行 )
            藤井治夫著

第2篇  自衛隊の機密
第3章 防衛力整備
2、年度業務計画と予算

業務計画の作成手順

第7表 航空自衛隊業務別計画の区分




●『BC兵器』久保綾三著(1969年)

Ⅲ 日本における生物・化学兵器の歩み

1、 生物・化学兵器の開発の歩み

石井部隊と細菌戦

関東軍防疫給水部隊ー石井四郎軍医中将のもとに編成された731部隊は、これまで見て来た陸軍の研究機関の1つとして作られたものであった。表向きは防疫と給水部隊ということになっていたが、実体は国際法で禁止されている細菌兵器の大がかりな実験と研究を目的とした部隊であった。




●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)吉田裕監修 2001年ピュリッツァー賞受賞

※昭和天皇は、平和主義者でもなんでもなかった。好戦的であり、常に軍部に色々と指示を出していた!!

戦後補償問題に国家無答責という天皇主権の明治憲法下の原則を適用するな!!




第1部 皇太子の教育
1901(明治34)年―1921 (大正10)年


第2章  天皇に育てる


 こうした倫理の講義は、皇太子の心に仁愛の君主を支えるものは何かという問いを起こさせかねなかった。
 杉浦は、儒教主義と日本の覇権主義に皇室の理想を求め、自由主義、個人主義、社会主義などを主張する外国の思想家を非難し、欧米が主導する白色人と日本が率いる黄色人との闘いという通俗的社会ダーウィニズムの国際関係観に講義を進めた。杉浦の説くのは究極的に、天皇の権威は皇統の聖なる創始者にさかのばる先祖の教えに基づく、ということだった。この観点は、日本の拡張主義、人種関係における自他の区別、日本および日本精神の西洋・西洋精神への優越という観念に結びついていた。それはまた、臣民はほかでもなく天皇に一身を捧げるために存在するがゆえに、天皇が臣民に義務を課すのはきわめて当然だという結論になる。