賛同金募集!
「731部隊展 2013」開催へ、ご理解・ご協力を
アウシュビッツの人体実験・戦争犯罪は、ヨーロッパで「負の遺産」として継承されている一方で、同じように人体実験を繰り返していた「731部隊」はどのくらい顧みられてきたのでしょうか。
戦争の実態を風化させることなく、平和構築の礎を継承できるように史実を伝えるため、とりわけ、戦争の裏側として解明され難かった≪秘密戦≫にスポットを当てて、戦争の裏側から実態を伝えるのが「731部隊展」です。
1993年に行われた731部隊展は、多くの市民の手によって全国61カ所で開催されました。23万人の見学者を集め、「日本ジャーナリスト会議(JCJ)特別賞」を受賞しています。
しかし、20年経った今、その遺産が十分に継承されているといえるでしょうか。その後も続いている731部隊展もほとんど話題に上がることなく、圧倒的多数の人々は、20年前の731部隊展のことも、現在の中国東北部が「満州国」と称して日本の支配下にあったことも、そこに731部隊があったことも知りません。
そこで、私たちは、731部隊展開催20周年の記念とともに、教科書だけでは十分に知り得ない731部隊の歴史を改めて示し、医療・医学や訴訟問題との関わりなど、現在に引き継がれている問題を提起します。
これから日本に生まれてくる未来の子どもたちは、加害国の国民として歴史問題を突き付けられ、その責任を問われかねません。日本とアジア諸国の友好と未来にとって、歴史問題がその障壁になっているのです。事実の隠蔽・否定によって歴史問題の風化を許すことは、未来に対する責任を放棄することではないでしょうか。
今回は、導入パネルとしてABC企画所有のものをベースに、20年の研究・運動の成果を加えた約40枚のパネルを新たに再構成、4台の模型、石井式濾水器の濾水管などの現物展示などを加えて、全国巡回展を企画しています。この企画を成功させるために、みなさんの資金協力を求めます。
賛同金は、以下の通り。以下の郵便振込み口座へお振込みください。
個人 一口 1000円(大口歓迎)
団体 一口 5000円
郵便振替 00140-0-549115
731部隊展2013実行委員会
新たな世代への「記憶の継承」と、「記録への取り組み」の実現のために、皆様のご協力がどうしても必要です。ご趣旨をご理解いただき、ぜひとも「731部隊展2013」開催の賛同者になっていただきたく、ご支援よろしくお願い申し上げます。
「731部隊展2013」実行委員会
代表 山田朗(明治大学平和教育登戸研究所館長、歴史教育者協議会代表)
近藤昭二(ディレクター・NPO法人731部隊・細菌戦資料センター代表)
南典男(弁護士・731部隊犠牲者遺族を支える会代表)
連絡先 ピープルズ法律事務所 東京都新宿区新宿1-6-5シガラキビル9階
03―3354―2555
私たちも、731部隊展の開催を応援します!
呼びかけ人一同
浅井基文、荒井信一、有馬賴底、池辺晋一郎、石田勇治、井上久士、
小山内美江子、笠原十九司、越田稜、ジェームス三木、俵義文、
羽田澄子、本多勝一、松尾章一、森南海子、森村誠一