「こんなハズではなかった」

バブル崩壊以後、多くの人からこの言葉を聞いた。

収入の右肩上がりを見込んで高額ローンを組んで家や高級車を

もったはいいが、返済に苦しむ人。

見栄を張って子供を有名私学に入れたばかりに、教育費や交際費

の支出に苦しむ人。

銀行の口車に乗って投資をして財産を失った小金もち。

企業は企業で、抱え込んだ不動産、過剰な設備に喘いでいる。

お金に関して、度胸はあったが、裁量がなかった人たち。

広げたときはたしかに良い気分だが、情勢の変化で一気に

負担となって破綻を招く。


これは、生活も事業も「うちわ型」にしたため。

だか、うちわは小さくたたむことがてせきない。

だからむ、生活も事業も「せんす型」にしておくのが良い。

せんすなら開く・閉じるが自由になる。

細かい調整もきく。伸び縮みが自由にできる。


日本文化は「たたむ」「たためる」ところに特徴がある。

ふとん、風呂敷、ちゃぶ台、和服、屏風など使うときだけ

広げ、不要なときはたたんで仕舞うことができる。

ベットやテーブルに比べると自由度が高いのがミソ。


生活の仕方、事業経営にも、この伝統的な発想を取り入れよう。

羽振りが良いときは広げ、悪くなったら小さくたたむ。

具体的には、出来るだけ借金をしない、収入や売上にあった

暮らしや経営をすることに尽きる。

「入り」と「出」のバランスをとること。

社員も少ないと、事業のやり方を変えやすい。

小さい船ほど舵を切りやすい。


変化の激しい時代、せんす並の柔軟性こそが

生き残る鍵だ。