こんにちは。

子育てサポート春日です。

 

 

 

 

今日は子育て支援者向けの

講師のお仕事です。

(今は昼休み中)

 

 

 

 

「子どものために、

 その親のために、

 私がしてあげられることは何?」

 

 

 

 

午前の部では

そんな問いが出されました。

 

 

 

 

子育てに悩んだり

行き詰まったした方の

相談を受けるわけですから、

 

「どうにかしてあげたい!」

 

と思うのは親心みたいで

尊いと思ってます。

 

 

 

 

そんな人がいてくれるお陰で

助かる親御さんがいるのですから。

 

 

 

 

とはいえ、

「してあげたい!」には

ちょいと落とし穴があるものです。

 

 

 

 

それは、、、

 

 

 

 

誰が解決すべき課題かを

見分けられている?

 

 

 

 

相談者である親であれその子であれ、

私たち第三者が

 

・手を出していい領域

 と

・出すべきではない領域

 

があります。

 

 

 

 

その間には見えない

★境界線

が存在しているんです。

 

 

 

 

たとえばあるお母さんが、

 

「母親に子育ての

サポートをして欲しいけど、

言いにくいから言えない…」

 

と訴えたとします。

 

 

 

 

そこで問題です。

 

 

 

 

代わりに電話をすることは

支援者がやっていいこと?

 

それとも

やらない方がいいこと?

 

 

 

 

「それくらいなら

やってあげていい!」

 

 

 

 

援助者の決して少なくない

方たちはそう言います。

 

 

 

 

だけど、

「自分の親に頼み事をする」

は本来誰がやるべきこと?

 

 

 

 

それをしないことで

最終的に困るのは誰?

 

 

 

 

はい、そうです。

相談者である母親自身です。

 

 

 

 

したがって援助者が

それを肩代わりすることは

「境界線を越えた行為」

なんです。

 

 

 

 

代わりに電話をするのは

子ども扱いしているも同然で、

ここでサポートすべきは、、、

 

「どうすればこのお母さんは

自分で母親に依頼できるだろう?」

 

と考え、そこを支援すること。

 

 

 

 

肩代わりは

一見やさしい関わりですが、

「頑張れば自分でできること」

を代わりにやるという行為は、、、

 

\自立を育む機会を奪っている!/

 

でもあるんです。

 

 

 

 

これは親子間でも同じ。

 

 

 

 

それが

*年齢的(発達的)にできないこと

*それをやるリソースが足りないこと

といった場合はサポートが有用です。

 

 

 

 

しかしそれが

 

*頑張ればできること

*したくないけど

 やらないと自分が困ること

 

である場合は、

それを本人が自分でできるように

サポートすることが援助にあたります。

 

 

 

 

「やさしさ」は行き過ぎると

「支配」へと至ります。

 

 

 

 

「それは誰の課題か?」

 

 

 

 

ここに線引きできると、

対人支援は今よりもグッと

楽になると思いますよ♪