こんにちは
うるるんの森🌳サポートチームです。
今回は大人気、フクロウ先生の記事です。
<発達のおくれと言葉のおくれ>
以前、発達には2つの軸があることをお伝えしました。
・認識(わかる力)
・関係(つながる力)
この2つはお互いに支え合いながら、バランスよく育っていきます。
実は、私たちが日常で使う言葉も、この2軸に対応した働きを持っています。
・指示性(「認識」を表す言葉)
・表出性(「関係」をつくる言葉)
例えば、
「今日は天気が悪いです」は、
天候という事実を伝える「指示性」の
言葉です
一方、
「今日は天気が悪いですね」は、
天候の認識だけではなく、相手と気持ちを分かち合おうとする「表出性」が加わっています。
このように、言葉の働きは、
「認識」と「関係」の発達に深く対応しているのです。
<言葉のオウム返し(反響言語)>
ソハくんは、聴いた言葉をその場でオウム返しします。
これは一見すると、
「意味のない言葉の繰り返し」に見えるかもしれません。
しかし実際には、
言葉を聞いて覚え、そのまま再現できている
という、言語発達においてとても大切な力が育っているサインです
さらにこの段階では、
言葉の意味や状況との結びつき(認識)が芽生え始めていると考えられます。
ただし、この言葉はまだ、
・自分の思いとして使われているわけではなく
・相手とのやり取りの中で使われてもいません
そのため、
・指示性(認識を伝える)
・表出性(関係をつくる)
といった、言葉の本来の機能としては、まだ十分に働いていない状態です。
つまり反響言語は、
「認識は芽生えているが、まだ関係には至っていない言葉」
と捉えられます。
発達の流れで見ると、
① 聞いてためる(理解)
② そのまま出す(反響言語) ←★ここ
③ ラベルとして言える(要求言語)
④ 相手に伝える(指示性・表出性の成立)
⑤ やり取りとして使える(会話)
という過程の中の、②の段階にあたります。
「定型発達」の子どもでも、実はこのオウム返しがみられる期間がありますが、
すばやく通りすぎるので、ほとんど気づかれないことが多いです。
一方、知的障害や自閉症スペクトラム症(ASD)の子どもでは、
この段階にとどまる時間が長くなるため、
特徴的な症状として目立ちやすくなるのです。
反響言語は、
言葉が「認識(わかる)」から「関係(伝わる)」へと育っていくための、
重要な準備段階なのです。
続きます・・
ソハくんについては、
「どうしてこのようにするんだろう」という行動がたくさんあります。
フクロウ先生のお話はスタッフも勉強になります


次回もお楽しみに♪
