最初は外出中に突然吐き気がおそってきて吐いてしまう事や
突然のめまいなどでしゃがみ込むなどでした。
胃が悪いのか？疲れているだけか？一応検査もしましたが
特に異常なし、医者からは心が弱いから自分で病気を作っている
と言われてました。
その後も症状は全然治まらず日々体調不良でしたがそれでも
辞めると言えず我慢して出社の毎日。
当時原付で通勤していました。
最後の信号を左折すると会社だったのですが、
毎朝「曲がりたくない、真直ぐ行きたい」
と葛藤しながら結局曲がってしまい、曲がって少しすると
意志とは無関係に涙がでる時がよくありました。
今考えればその時点で大分やられていたんでしょうね。
しばらくたったある夜、最初は咳き込む感じで苦しかったのが、
どんどんひどくなり夜間救急で病院へ行きました。
診断結果はストレス性の喘息発作と言われ朝まで点滴を
うってもらい、外来にまわされ吸引薬を２種類出されました。
通常使うものと、苦しくなった時に使う２種類でした。
喘息の発作から１ヶ月もたたないある日
会社の隣りで建物の工事がはじまりました。
何日目かにコンクリートの斫り作業がはじまり、窓から
削ったコンクリートの白い粉が大量に入ってきました。
少し吸って咳が出始めて、かなり苦しくなってきた時に発作止めの
役割の苦しい時に吸う薬を吸おうとしたら見当たらないのです。
焦って探しても忘れてきたようで見つからず、
息を止めたり粉の見えない場所で大きく息をすったりしていたら、
突然呼吸が出来なくなりました。
どうやっても息がうまく出来なくて
細い呼吸で倒れるように横になりました。
胸も苦いし脈が異常に早くなり計ると３０秒で６０を軽く超えていて、
自分では心臓発作かなにかと思い近くの総合病院へ急行しました。
ずっと酸素がうすい中でなんとか呼吸して、人の話し声が遠くで小さく
話しているように聞こえ、一瞬もうだめなのかな…なんて思いました。
ほんの少しずつ酸素濃度が上がったと感じてきた時に診察室へ
呼ばれました。
先生の話しは、「検査の結果どこも異常はみられません。
なにか診断結果を出すとするなら過換気症候群ですね。」
と言われました。
過換気症候群？？？
何だかわからず質問すると、
「酸素を吸い過ぎて二酸化酸素が少なくなった時に
今日の症状が出る事があります。今後同じ状態になった時に
ビニール袋などでシンナーを吸うように自分のはいた息を
吸う事を繰り返せば症状はおさまるはずですから」
と言われて家に帰されました。
その日を境に、また同じ状態になったらどうしよう
本当にビニール袋で治るのかな
など不安倍増の日々がスタートしました。
パニック障害という言葉や症状は今は一般的に
知られるようになりましたが、１５年以上前の当時は
知らなかったし、症状を周りに話してもまず理解して
もらえませんでした。
案の定同じような状態になった時にビニール袋で
言われた事をしましたが、気休め程度にしかならず
救急外来に何度も行きました。
診察してくれる先生は宿直医なので毎回違うし、
仕方ないとは思いますが、一番ショックだったのは
「はぁ～（ため息です）。お宅は気持ちの持ちようで
どうにでもなる事なので来ても無駄ですよ」
と言われた事です。
無駄ってどういう事？？？
先生に言われた事が本当にショックでしたし、
質問しても目もあわせずにしゃべる先生の態度が
自分ではありえない事だったので、
小っちゃいなと思いますが忘れられないですね。
その少し後に友人から
風邪をひいたら内科へ行くように、
心が病んだら行く病院があるんだよと言われて
心療内科へ通院する事となりました。
そこが私の人生の分岐点となりました。
通院から介護職につくまでの事を話したいので
次回もう少しだけ続きを話させてもらいますね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました！
東京・狛江の訪問介護事業所「あんしんサポートゆうき」でした！
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