今日は前回の続きニコニコ

 

  • アメリカの薬剤師の信頼度はかなり高く、医師や弁護士と同レベル
について書きたいと思います。
アメリカの薬剤師は日本と比べて信頼度も高く、お給料も高いというのは大学時代からなんとなく聞いていました。興味本意で年収を調べてみたところ、こちらの記事によると年収およそ$110Kびっくりびっくりびっくり 
日本円にすると年収およそ1200万円です。一般的な日本の薬剤師でここまで頂ける方は稀でしょう、、
 
どうしてこんなに?!と思い調べてみると日本の薬剤師との違いが見えてきました。
 

1)アメリカの薬学教育

日本の薬学部は現在6年制です。半年間の実務実習と薬剤師国家試験に合格することで薬剤師の資格が取得できます。
アメリカも日本と同様6年制ですが、2年間はプレファーマシーで化学や生物、解剖学などの高等教育を受けたのち、薬学部受験用試験(PCAT)に合格しなければいけません。その後4年間で薬学博士を取得する必要があります。(この間に実務実習も行う)

薬学博士課程の修了後、薬剤師免許取得のためには二つの試験に合格する必要があります。一つは北米薬剤師免許試験(NAPLEX)、もう一つは薬局法学試験(MPJE)です。

 

2)薬剤師の決定権

 

2)-1 共同薬物治療管理(CTDM)

日本は医療の決定権をほぼ医師が持っているのに対し、アメリカでは医師が診断したのち、長期にわたる慢性疾患の薬物療法は薬剤師が管理できます。これを共同薬物治療管理(CTDM)と言います。

また州によってはインフルエンザの予防接種や緊急避妊などは薬剤師が行います。

 

2)-2 リフィル処方箋

日本の処方箋は1度の発行につき1度きりの使用ですが、アメリカでは慢性疾患など比較的症状が落ち着いている患者の処方せんは、一度処方してもらったらそれ以降病院にかからなくても薬局で調剤してもらえます。(精神安定剤など回数制限がある薬もあります)

薬剤師はここで同量を投与し続けるか、副作用はないかなどを判断する必要があります。

 

このようにアメリカの薬剤師は、高度な専門性と決定権を持つのが日本の薬剤師との大きな違いだと感じます。

それに加え前記事で書いたように、アメリカは医療費が高いことや、無保険の人も多く簡単に医師に診てもらうことができない国。

セルフメディケーションで病気を防ぐことが何よりも大事です。そんな時にかかりつけ薬剤師に相談する人が多いという点もアメリカの薬剤師が信頼される理由の一つだと思います。

 

医療制度や薬剤師の決定権が日本とは全く異なるアメリカ。

「できるだけ早くアメリカの医療現場を自分の目でみて感じたい」

これがファーマシーテクニシャンを目指すきっかけでした。

次回は日本にはまだない制度、ファーマシーテクニシャンについて解説します。