生兵法は……いや、いやしくも兵法を知悉していても、見ぬもの清しのほうが小康を得られる | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

三十日(日)
午前二時半に寝る。

午前十時すぎに起きる。休日。
最近の本を読んで勉強しなきゃいけないかな――と思う。
99161の整備。雨に打たれていたので、数日前にクレンジングで汚れ落としをしてスッピンで置いておいたが、今日は時間を置いたおかげもあってかアニリンカーフ乗りがよかった。復活。ビーズリッチまでは不要と判断。
買い出し。
やっぱり大衆に読まれることを常に意識しなければならん。センセのいうように尖った重厚な文体も魅力ではあるが、おそらくそれは古い考えで、読者を突き放すような、ペダンチックな文章は、現代では嫌われるのかもしれん。
たまたまいろんな賞レースを調べていると、ペダンチックでもよさそうな賞が明日〆切と知り、マイナーなので少し悩んだが、急いで慰霊小説を刷って封じる。あとはこまごました短編を小さなコンテストに差し向ける。
いずれも下手に結果が出てしまうと逆に見通しが暗くなるのではないかと危惧したが、よくよく考えれば、SG賞の応募資格を失うくらいで、たいした痛手ではない。取らぬ狸の……ってやつかもしれんが。
中野小説を進めるために、一族小説から引用しようと思ってあらためていたら、ついつい中盤以降を読んでしまう。語尾の「だろう」や「なのか」が多すぎて気になる。気にしすぎ? 憶測の地の文が多すぎる? そもそも削れる。というか、主観なのだから、ある程度はいい切ってしまってもいい気がした。

三十一日(月)
午前零時半くらいに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。頭痛。
ついつい出向先を調べまくっていて、先の予定を考えてしまう。まァ、これはこれでいいのでは。

一日(火)
午前零時すぎに寝るが、夜中に起きて大GP。

午前七時半すぎに起きる。雨。仕事。
RR賞からじきじきに拝領メールが届いた。ちゃんとしてるなあ。
一族小説は次にKYW賞に出そうと思ったが、性描写でアウトかと気落ちする。しかし、どうとでもなるか。
たまらず一族の直しをはじめる。「だろう」を消していく作業。これだけでだいぶ読みやすくなった気がする。あとは下世話な部分か……。線引きが難しいんだよな。

二日(水)
午前零時半に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
日中はKYW賞に向けて、一族小説のチェック。きわどい描写、そもそも新地のことを書いているので、さすがに無理かなあと思ったけど、直截的な表現でなければ問題ないのか。まァ怪しいところは削るほうが無難か。
そんな感じで、すでに次に目を向けていたが、一応、まだ望みはあるらしい。
『相棒』をはじめてしっかりと一時間観る。けっこう面白い。
EUと電話。

三日(木)
午前三時すぎに寝る。

午前十時半に起きる。休日。
買い出し。三時間、昼寝。
一族全編直し。なかなかええよな……。しかし、あくまで気持ちは次に切り替えての性描写カット作業。これでいいか。問題は未成年うんぬんの話。ここは動かしようがないよな……。

四日(金)
午前一時半に床につくが、なかなか寝つけず。

午前七時半すぎに起きる。仕事。

仕事終わりに慰労会とかなんかそんな意味合いの飲み会。
M賞の一族はもうダメだったと思おう。この一作がゴールではない。次に向かなければ、時間はとまったままだ。
とにかく、一族はKYW賞に出してみる。そして中野小説にちゃんと取り組む。方針をしっかりと定める。

五日(土)
午前二時に寝る。

午前十時に起きる。休日。
EU。試着の旅。破談間近だったが、情に絆される。どうだかねぇ……。

六日(日)
午前二時に寝る。

午前九時前に起きる。休日。
分電盤の工事。買い出し。
檜山良昭『暗号を盗んだ男たち』を読む。暗号作成と解読に命をかけた男たちのドキュメント。敗戦のそのときまで自国の暗号が解読されなかったという事実を知ったとき、暗号解読士たちが胸を撫で下ろす……というシーンはじつに感慨深いものがあった。
昼寝。一族直し。怪しいところはできる限り、削る。削ったらどうしようもないところ以外は。