ざんざん降りの中を悪鬼羅刹に会いに行くなんて、じつに小意地のわるい交際家ではないか | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

二十日(土)
午前三時くらいに寝る。

午前十時すぎに起きる。休日。
買い出し。
一族スジは日付の部分を明確にし、修正する。ほぼ完成だろうか。ちょっと肩の荷がおりる。しばらくは本が読めるかも。

二十一日(日)
午前三時くらいに寝る。

正午に起きる。休日。
買い出し。帰ると、須黒達巳『ハエトリグモハンドブック』が届いていたので、さっそく読む。日本に百種以上存在するハエトリグモの写真と識別のポイントを紹介している。興味深い……。家に出るのはアダンソンだけではないんだな。こないだ玄関に滞在していたのは、ミスジハエトリのメスのようだ。

二十二日(月)
午前一時半前に寝る。

午前八時半すぎに起きる。雨。仕事。

二十三日(火)
午前三時くらいに寝る。

午前十一時くらいに起きる。休日。
買い出し。本屋で、たつき諒『私が見た未来 完全版』を立ち読み。巷で話題らしい予言漫画。この漫画の一番の見どころって、どう考えても表紙だよな。まァ、備えあれば憂いなしということで。
帰ると、須黒達巳『世にも美しい瞳 ハエトリグモ』が届いたので、さっそく読む。やっぱりいいなあ、ハエトリグモ。冬になってあまり見かけなくなり、寂しい。

二十四日(水)
おっと……三十五歳になった。さすがにここまで来るとなァ。思うところあるよね。
ボードレール『巴里の憂鬱』を読む。散文詩集。パリを舞台にしたソフィスティケイテッドな雰囲気を醸し出した洒落た詩集かと思いきや、内容はあまりにも晦渋で奥深い。
午前一時すぎに寝る。

午前八時半すぎに起きる。仕事。
帰りにTと会い、デカすぎるサンドイッチを喰う。いやァ、ちがうよなあ……絶対に。結局のところ、金じゃないんだよな、何事も。そう思い知らされる。

二十五日(木)
罰が当たったのか、喉が痛くなる。
午前一時すぎに寝る。

午前八時半に起きる。仕事。
一族雑文の大事な冒頭を考えて書く。

二十六日(金)
午前一時半くらいに寝る。

午前八時半に起きる。仕事。
一族雑文の序盤、“杖”に関してを書く。
で、また血便かよ……。数日前から、たしかに腹の調子はわるかったが、最近多い。数年前までは血なんて見ると卒倒しかけていたが、近年はすっかり慣れてしまった。夏の健診では異常なしだったから、まァ大丈夫なんだろうが、あきらかに弱ってるよな。