葉をふすべていると尋ね人あり、肝胆相照らしたが、じつはちんくしゃ、夜目遠目笠のうちでしたね | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

七日(日)
午前二時すぎに寝る。

午前十一時すぎに起きる。休日。
愚弟夫婦がやってきて、ともに昼メシを喰い、皆で大阪にある愚妹親子の家へ行く。ゲームしたり、テレビ見たり、晩メシを喰ったりしていたが、完全に肩こりに頭痛、さらに胃もたれ、帰りの車酔いでダウン。
帰宅して嘔吐し、午後九時すぎにぶっ倒れて寝る。

八日(月)
午前七時半に起きる。仕事。
一族雑文を書き進める。要所要所ではしっかり描写を濃くする。しかし、まったく時間がない……。土日が潰れたのは、ちょっと計算外だったのだ。

九日(火)
午前一時半すぎに寝る。

午前八時半すぎに起きる。雨。仕事。
序盤の五十枚を書き切る。これで五十枚か。あっという間。今晩できれば刷りたかったが、ちょっと無理があった。それよりも明日一日、見直して修正しようかと。金曜にセンセ宛てに届く段取り。遅くなったなあ。

十日(水)
午前二時半前に寝る。

午前八時半すぎに起きる。仕事。
一日修正して、納得がいった。何より、相関図を修正するのが大変だった。刷って封じる。これを明日の朝一に出す。

十一日(木)
午前二時半くらいに寝る。

午前八時半前に起きる。仕事。その前に投函。
時間が余ったのでコーヒーを飲み、一服。そしてエヴァンスのモーニンググローリー、酒バラ、マイロマンス、エミリー、ナーディス……と聴く。めったにない最高の朝。脱稿後だからこそ、まったくわだかまりなしで味わえる、極上の贅沢。
雨が降ったりやんだりの一日。

十二日(金)
午前二時くらいに寝る。

午前八時半すぎに起きる。仕事。
吉田修一『日曜日たち』を読む。
やるせない生活を送る若者たちを描いている。どれも独立した話のように見えるが、いずれの短編にも共通して謎の双子の少年が登場する。最後の最後に大オチが待っている……というわけではないが、地に足がついている。リアルを追求した良作。