自分の多くの成長過程にも気づくことはない | 心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

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交流分析やサイコドラマ・心理学について書いています。また、好きな本の引用など。

人間というものは極めて複雑なものだから
自分でも気がつかない範囲も大きいものである。
我々は、呼吸、空腹、排泄を司る自律神経の働きには
自分で気がつきにくいものである。

自分の多くの成長過程にも気づくことはない。

けれども我々が自分について気づかない範囲が
大きいのと同じように
自分に気づける範囲もかなり大きいものである。

気づきの中には表に現れる感覚的なものや、
運動的なものばかりではなく、
我々が精神的といっているような隠された
ちょっとした動きを含んでいる。

(「ゲシュタルト療法」F.S.パールズ)

まず、思ったのが、自律神経にまつわる内臓の動きなんか
気づかなくてもいいです、と。
そんなこと、常に意識していたら気持ち悪い。

冗談はさておき、内臓の働きに気がつかなくても、
呼吸や空腹などから自分の状態には気づくことができます。

腹痛等の変調があれば、市販薬を用いるのか、
病院に行くのかなどの判断をします。
もし、呼吸や空腹を感じなければ、病気や不調に気がつかず、
生命の危機につながるでしょう。

生活のなかで、自分の「気持ち」に気がつかなければ、
どうなるでしょう。
素敵な出会いをなかったものとしたり、
相手とのぎこちない交流を続けるかもしれません。

また、なぜそのような気持ちになるのかと源泉に
気づかなければ、その「源泉」の求めるものと
絶えず違った選択を続け、飢えを感じるのではないか
と思います。

ただ、上記でも言っているとおり、
すべてに「気づく」ことはできません。
気づくことができないことも別に悪いわけではありません。

けれども、大切なことを忘れている、
あるいは何かが空虚だと感じる、
これは間違っていると考えるとき、
ゆっくりと深呼吸しながら、自分に気づくチャンスでは
あるだろうと思います。

自分の成長過程は気づきにくいと書かれていますが、
振り返って見るとそれが見えることもあります。
同僚や新入社員の様子から、
自分の変化をみることもあるでしょう。

自分の軌跡を俯瞰して眺めると、
案外「まぁ、何とかやってるな、ちょっとは成長しているな」
という自信につながるでしょう。

変わらない人はいないのです。良くも、悪くも。
できれば、より良く変わりたいですね。

面白そうな記事がありましたので、紹介します。
詳細は原文へどうぞ。


CNN.co.jp : ひらめきを得るための10の秘訣 認知神経学の現場から - (1/4)

・(文字通り)視野を広げる
・色彩が鍵
・変化をつける
・多様性を受け入れる
・締め切りを忘れる
・心配せずに楽しく生きる(これは必須)
・方向性を変える
・仮眠を取る
・1日の山場となる時間帯を見つけ、その時間を外す
・不安を減らすためには何でもやろう



不安を減らすために、寝ます、食べます、忘れます!!
そして太ります・・・なんか違う気がする・・・

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