【問題】


 

次の文中の空欄にアからオの語句を入れて完成させるとき、オの次にくる語はどれか、1つ選びなさい。

 

日本の祖先はおよそ【】【】【】【】【】庶民の間に普及した。

 

ア 獣肉食が禁であったため

イ 9000年前から鯨を食べてきたが

ウ 鯨が貴重な動物タンパク源として

エ 魚の仲間と考えられていた

オ 江戸時代には仏教文化の下で

 

A ア B イ C ウ D エ E いずれでもない

 

 


 

【解説】

 

日本の祖先はおよそ【】【】【】【】【】庶民の間に普及した。

 

まず並べ替えの空欄直前直後の文章からその前後に来る選択肢を見つけてしまいましょう。

 

まず、空欄前の『およそ』という単語に注目します。

 

およそという言葉は数値を修飾する言葉です。

 

数値を文頭に含んだ選択肢は1つしかありません。

 

イ 9000年前から鯨を食べてきたが です。

 

次に、文末の庶民の間に普及したの後に繋がるものを考えます。

 

文脈的に違和感がないのは、ア 獣肉食が禁であったため と オ 江戸時代には仏教文化の下で です。

 

ですが、この問題では、そもそもオの次に来る選択肢を答える問題なので、アになります。

 

この後は選択肢同士で繋いでいきます。

 

修飾関係にあるものを見つけるのが簡単です。

 

その点で、エ 魚の仲間と考えられていた は文章としては完結していますが、文末は既に存在し、句読点もないことから、その後に続く文章を修飾しているということがわかります。

 

文脈的に考えて、ウ 鯨が貴重な動物タンパク源として になります。

 

エ⇒ウ


あとは、オの位置を決めるだけです。

オは『いつ起こったか』について記述されていて、同じ『いつ』という点で対比関係にあるのがイです。

 

9000年前にも鯨は食べられていたが、江戸時代の仏教文化によってさらに栄えたと言いたいので、アの前に置くのが最適です。

 

イ 9000年前から鯨を食べてきたが

オ 江戸時代には仏教文化の下で

ア 獣肉食が禁であったため


エ 魚の仲間と考えられていた

ウ 鯨が貴重な動物タンパク源として


 

 


 


 

【答え】

A ア