テストが迫ってくると毎回ご丁寧に現れるのが部屋の片付け症候群である。特に理由はない。なんとなく本や漫画をまとめてはきれいにしたくなるのである。
その最中にとある漫画と感動の再会があった。ヒカルの碁である。
私はこの漫画をこよなく愛していて、ケータイの待ち受け画面もヒカルの碁のキャラにしているほど。未だにこれを超える名作は出てこない。
ちなみに待ち受けにしてるそのキャラはまだ書かないでおきたい。
少し埃かぶった一巻を見る。いやあ久しぶり。中を見るとそれはまあ出る出る熱い名シーン。ついに全巻見てしまい、そのままYouTubeでアニメまで制覇してしまった。
さて、今回はヒカルの碁がメインではない。
実は碁を始めることにした。正確には再開である。
碁は初めてヒカルの碁を読んだときに独学でちょっとやってみた。しかしこれが長続きしなかった。なんというか、碁は将棋と違ってぼんやりしているのである。将棋は王様を取るという明確な目的があるのに対し、碁は陣地を多く取ったほうの勝ちというもの。うーむ、多く石を取ったほうの勝ちだったら闘争心でも湧くのだが。
当時はもやもやとしたまま碁を打っていた。勝ち負けの前に、形勢判断がさっぱりわからないのである。聞くところによればアマチュア高段者でも苦労するそうではないか。これでは当時小学生だったスピカくんも大変である。そして実力も上がらないまま休止。漫画のようにはいかないものだと痛感した。棋力は藤崎あかりレベルといったところか。
今回は始めて1ヶ月ほど経つがまだまだ続いている。万波さんの本を買い、定石本を買い(これはまだ早かった)、ついでに先崎先生のケイマの両アタリを買った。
そしてようやく面白さの領域にたどり着いた。今はネットで対戦している。まだまだ将棋でいえば棒銀を会得したレベルの実力だが、これからも続けていく予定である。