いろいろな国に住んでいた。
今はいろいろな国に行っている。
形は変わったけれど、世界との付き合いはずっと続いている。
空港に向かい、飛行機に乗り、また別の国へ。
それがいつの間にか、特別なことではなくなってきた。
そんな生活をしていると、やはり思う。
英語の勉強は裏切らない。
ただ最近、それと同じくらい強く感じていることがある。
それは、新しいスキルは人生の景色を変えるということだ。
私の場合、それはアプリ開発だった。
最初は軽い気持ちだった。
「ちょっと試してみるか」くらいの感じだ。
ところがこれが、なかなか面白い。
画面を作る。
ボタンを置く。
データをつなぐ。
最初は小さなことしかできない。
でも少しずつ形になってくる。
「ここをもう少し良くしよう」
「この機能を足してみよう」
そんなことをしていると、時間があっという間に過ぎていく。
最近は、ブログを書こうと思ってパソコンを開いても、
気がつくとコードを書いている。
ブログは一行も進んでいないのに、
アプリだけは少しずつ成長している。
まあ、悪いことではない。
むしろ、かなり楽しい。
ただ人間というのは、
ずっと同じことをしていると頭が固くなる。
だから、ときどき気晴らしをする。
YouTubeで、街角のギター動画を見るのだ。
通りすがりの人がマイクを持ち、
ギターの伴奏に合わせて歌う。
知らない人同士なのに、
なぜかとても楽しそうだ。
見ていると、ふと思う。
もしその場に自分がいたらどうだろう。
ギターを弾く人がいて、
マイクを差し出される。
そのときはきっと、
英語が完璧かどうかなんて考えない。
ただ歌う。
人生には、
そんな瞬間があってもいい気がする。
たとえばどこかの街角で、
Guitaro5000
がギターを弾きはじめる。
私はマイクを持つ。
そして、少しだけ勇気を出して歌う。
もしそんな日が来たら、
きっと面白い。
……。
もっともそのころ私は、
また新しいアプリを作っていて、
ブログを書くのを忘れている気もするのだけれど。 🎸