こんにちは。
今日は、80年代の名曲のひとつ、デヴィッド・ボウイの「Let’s Dance」について語ってみたいと思います。
この曲、一見すると「踊ろう!楽しもう!」といったノリのいいポップソング。
でも、最近youtubeミュージックで最後までいろいろなMVが見れるので、再度このミュージックビデオをよく見ると、
正直こんな内容だったっけ?と思ったのです。そして
なるほど実はとても深くて社会的なテーマが込められているんです(いまさらかよって
)。
舞台はオーストラリア、主役はアボリジニの若者
MVの舞台はオーストラリアの田舎町や荒野。
登場するのは、アボリジニの若いカップル。
彼らは都会に出て、工場や飲食店、清掃員としてで働きながら、どこか居場所のなさや違和感を抱えています。
映像では、伝統的な暮らしと都会の生活とのギャップが強く描かれていて、
まさに“なれない現代社会に飲み込まれそうになる若者たち”の姿が映し出されています。
象徴的なアイテム:赤いハイヒールと蛇の絵
特に印象的なのが2つのモチーフです。
👠 赤いハイヒール
女性が履く赤いハイヒールは、西洋的価値観や消費主義の象徴とも言えます。
都会の文化に合わせようとする姿勢の裏には、自分自身のアイデンティティとの葛藤が見え隠れします。
🎨 美術館で描かれる蛇の絵
青年と女性はギャラリーのような空間で、蛇の絵を描くシーンも登場します。
これはアボリジニ神話に登場する「レインボー・サーペント(虹の蛇)」を彷彿とさせるもので、
伝統文化の再主張や、現代社会の中で消費される文化への警告が込められていると感じられます。
「Let’s Dance」は、踊りではなく問いかけだったのか
タイトルの「Let’s Dance=踊ろう」は、一見明るく聞こえますが、実は皮肉や内なる叫びを含んだメッセージなのかもしれません。
■「誰のリズムに合わせて踊っているのか」
■「本当に自由に踊れているか」
そんな問いかけが、MVを通して投げかけられているように思えます。
デヴィッド・ボウイの社会への眼差
ボウイはこのMVを通じて、文化的抑圧、同化政策、労働搾取といった問題に静かに、でも確実に光を当てています。
ファッションアイコンでロックスターだけれども、
社会や人間に深く切り込む表現者としての彼の姿が、このMVにはしっかり刻まれていると感じました。
まとめ:今こそ観てほしい映像作品
「Let’s Dance」のMVは、曲のポップさとは裏腹に
現代にも通じる社会的メッセージが込められた作品です。
私たちも、知らず知らずのうちに「誰かの期待」に合わせて踊っていないか?
そんなことを考えるきっかけになるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回は、また別の名曲の裏側に迫ってみたいと思います!