さんざ考察されているものを敢えてやる。
私は今回、100日後というものを重点において考えてみた。
この作品の支持者の多くは子供である。
その子供達が読み終えて命の大切さを知ったという。
時期も重なったか。
不可抗力にも、学校に行かなくなった子供がスマホやパソコンに触れる時間が増えたのも追い風だった。
また、100日という制限もよかった。
今の子供達の多くは、言われたことを忠実に、自主性はない。
だからこそ、100回毎日更新される4コマを読むという規則性がマッチしたのだ。
タイトルもいい。
100日後に死ぬワニ。
誰でもそれは理解できる。
鬼を滅する刃、軽音楽部だからけいおん。
単純明快だからこそハマる輩も増えてきたのだろう。
私は、これは作者が大人とつるんだ偶像劇だと思っている。
跳ねれば実際今回のような展開になるし、ダメならお前あきらめろと。
これが人間ならあったろう。
余命何ヵ月の花嫁とか。
動物だからだ。
また、離陸から着陸までをきちんと企画していたことも大きい。
初めからフラグや細かい演出、突貫工事でなく予め考えつくした100日間だからこそ愛された。
そういえば、主人公がワニというのも面白い。
ネズミならありそう。
猫や犬だとありきたり。
ワニだ。