ちょっと昔。
ある若い無名の空手家が全国大会でいきなり初出場&初優勝し、
一躍脚光を浴びました。
が。
そのワンパターンな攻撃スタイルが、
すぐに他の選手に研究し尽くされ、
優勝の翌年からはズーッと勝てなくなってしまいました。
で。
悩みに悩んで、
ある時、
「いつまでも全国大会で優勝した俺、
っていう肩書にしがみついてちゃいけない」
と、その若い空手家は自らの‘天狗っぷり‘に気づき、
腕に小さく
「Be humble」
というタトゥーを彫り、
自らを戒めることにしました。
謙虚であれ。
結局、
その空手家は、
同世代の天才的なライバルの登場などもあって、
その後は2度と優勝できませんでしたが、そこそこの成績は残しながら、
腐ることなく、
自分なりの空手道を誠実に追求し続けました
(今は指導者としてガンバっています)。
ちなみに。
「なんか今、
俺、調子乗り過ぎてるかも・・・」
って感じた時、
この空手家の話を私は思い出します
(タトゥーは痛そうだから絶対入れないけど・・・)。
謙虚であれ。
なんとなくご参考まで。
&当然めちゃくちゃ自戒を込めて。
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極真外伝―極真空手もうひとつの闘い/ぴいぷる社