「3大学はいい宣伝になった」。
昨晩(11月7日)田中真紀子大臣はそう仰ったそうな(※詳細は下部)
なんと軽い。
モスキート級(アマ・ボクシングの最軽量45キロ以下、「蚊」の意味も)より軽そうだな、
これ…。
その言葉の軽妙さが、
ある意味、
人気の秘密なのかもしれないけれど、
今回はその軽妙さによって
大勢の人が右往左往させられ、
顔面が
蒼白になったり、
真っ赤になったり。
ちなみに。
作家・内田樹氏はこう語っている(ためらいの倫理学より抜粋)
「『私には分からない』というのが、
知性の基本的な構えである。
分からないから、
調べて、
考えて、
なんだか分かって気になって、
でも、
なんだかますます分からないような気にもなって…
どうにもあまりぱっとしないのが
知性の一番誠実な様態ではないかと
私は思っている」
今回の真紀子大臣の迂闊(うかつ)ぶりから学べるコト…。
知ったかぶりで勝手に暴走すると
周囲に凄い迷惑をかけ、
顰蹙(ひんしゅく)をたくさん買い過ぎてしまう、
ってコト、
じゃないだろうか?
なんとなくご参考まで。
&当然めちゃくちゃ自戒を込めて。
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※産経新聞 11月7日(水)22時4分配信
「今回(の騒動が)逆にいい宣伝になって4、5年間はブームになるかもしれない」
田中真紀子文部科学相は7日、不認可としながら一転して新設を認めた秋田公立美術大(秋田市)など3大学について、首相官邸でこう語った。不適切な発言との批判が出そうだ。
3大学への認可通知は「事務的に(行う)」とし、突然の不認可判断に始まる今回の混乱について自ら大学側に説明するかは明らかにしなかった。
いったんは不認可とした判断については「私には日本の教育のあるべき姿についてイメージがあり、文科相を拝命して(役所の)中からだったらブレークスルー(突破口)をつくれると思った」と説明した。さらに「(大学の)経営者が代わって、借金ができたりしないように応援しないといけない」とも指摘した。
ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)/角川書店

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