こんな相談を受けた時、
あなたならどうしますか?
「いやいや、
そんな事ないでしょ。
君はXやYやZも出来るじゃないですか。
大丈夫大丈夫!
ポジティブポジティブ!」
こんな感じでしょうか?
それでOKだったのなら
その時はそれで正解だったのでしょうが、
上手くいかない時も
結構ありませんか?
で。
状況に応じていろんな言葉を紡いでいた近代催眠の巨匠ミルトン・エリクソン。
ある心理療法を行っていた時、
彼はこんな感じの対応を見せたそうです。
ミルトン「ホント、そうだね。
君はダメだね。
私は分かっていたよ、君がダメだって事は」
患 者「あっ、はい、えっと…」
ミルトン「うんうん、
まさに君の言う通りさ。
君はガチでダメな人だから家に閉じこもってずっと外に出ない方がいいよ。
世界中探しても、
君みたいなダメダメ人間はいないんだから」
患 者「い、いえ。
そこまでヒドくはないと思いますが(ちょっと苦笑)。
まぁ先生の狙いは分かってますよ、もぅ。
だから、
そろそろちゃんとやるべきことをやりましょうよ」
ミルトン「おぉ、いいですねぇ。
あなたがやれると思うのなら、
そろそろ始めましょうか」
そうして治療をうまく運んでいくコトがあったのだとか。
要は、
相手の状況をよく観察し、
臨機応変であること。
取り急ぎ、ご参考まで。
…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミルトン・エリクソンの催眠テクニックI: 【言語パターン篇】/リチャード・バンドラー

¥3,465
Amazon.co.jp